Nick Goold
チャート分析
日経は先週の金曜日、ついに28400円のレジスタンスを突破し、同日中には今年3月につけた高値のレジスタンスをもあっさりと上抜けました。先週、私たちは日経がポジティブな状態にあり、買いの機会を探すのが最善であると指摘していましたが、この動きは期待していた通りの形となってくれました。先週の主なニュースは米国のインフレ率が予想を下回ったことです。これは株式市場にとって安心材料となり、強い買いが入りました。スイングトレーダーにとっては、8月10日、マーケットが10日移動平均線のサポートに戻ったときが、リターンの高くなる買い場となりました。
単純移動平均線（SMA）を使用することは、有益なトレード機会を見つけるのにとても良い方法です。移動平均線（MA）は世界で最も人気のある指標であり、トレンドとレンジ両方のトレードシグナルを持っています。中でも10日単純移動平均線（10SMA）は、ハイリスク・ハイリワードなトレード機会を見つけられるため、トレードに理想的なインジケーターです。先週、マーケットは10SMAをわずかに下回りましたが、これはダマシ売りのシグナルでした。水曜日にマーケットが10SMAを再び上回ると、買い手が積極的にマーケットに参入し、上昇トレンドが確認されました。
金曜日の大幅上昇後、マーケットは10SMAから大きなギャップが出ていたため、この状態から新たに買いトレードをすることは大変危険でした。短期トレーダーは、今週月曜日にマーケットが下落することがあれば、利益を確定させることが考えられます。しかし高値更新の可能性が高く、28400付近のレジスタンスに戻るようであれば、今週も買い場となる可能性があります。日経はボラティリティが高いため、日中は短期売買の機会が多く見受けられます。短期売買の場合は、5分足チャートに10日単純移動平均線を入れておくと、定期的に売買の機会を見つけることができます。
レジスタンス：29000, 30000
サポート：28400, 28000, 27500, 27000, 26000, 25500, 25000
日経225日足と10日移動平均線
日中の日経の動きについて
Titan FX（タイタンFX）では日経CFDを一日中取り引きすることができますが、取り引きはチャンスがあるときだけに集中して行った方が賢明です。過去1ヶ月間の日経CFDの30分毎のレンジを分析したチャートを見てみましょう。1列目は00分から30分、2列目は30分から00分です。
最もボラティリティが高いのは、東京時間9:00から9:30までの25pips（1pip=5円）、135円です。9:30から10:00までのボラティリティは17pips、85円です。東京オープンは、マーケットが最も活発な時間であり、スイングトレードやデイトレードの機会が多く巡ってきます。また、マーケットは素早く動くことがあり、マーケットのボラティリティを利用するためにも十分な準備をしましょう。
日経CFDの取り引きに最適なもう一つの時間帯は、米国株式市場が活発となる東京時間の夜です。米国株式市場は、夏は22:30から、冬は23:30からオープンします。時間帯によって異なるトレード戦略が必要になるため、東京市場と米国市場、どちらかに特化することが得策です。
