Aayush Jindal
キーハイライト
- 先週、ポンド/米ドルは1.4150を上抜けできず、下落に転換
- ポンド/米ドル 4時間足チャートに1.4080を現レジスタンスとする下降トレンドラインが形成
- 2018年1月期の英・CBI流通取引調査指標は、14から10へ低下
- 本日、2018年1月期の英・雇用統計が発表予定、市場予測は、前回値0.86万人を下回る、0.41万人
ポンド/米ドル テクニカル分析
先週、ポンド/米ドルは、順調に上昇し、1.4100台に乗せる展開となりました。しかしながら、同ペアは、1.4150近辺で頭を抑えられ、下値調整に入りました。ポンド/米ドルは下落し、下値1.3799 上値1.4144の値動きで形成されたフィボナッチリトレースメント23.6%ラインを下抜けしました。さらに、1.4000のサポートや、100日単純移動平均線(赤、4時間足)を次々に割り込む展開に至っています。しかしながら、その後、同ペアは、下値1.3799 上値1.4144の値動きで形成されたフィボナッチリトレースメント61.8%ライン近辺でサポートされました。上昇局面では、1.4080を現レジスタンスとする重要な下降トレンドラインが形成されています。ポンド/米ドルが現在のレベルから上昇した場合、1.4050、続く1.4080近辺で強い売り圧力に直面することになりそうです。終値で、1.4080に乗せることが出来た場合、続く1.4100のブレイクをきっかけに目先では上昇幅を広げる展開が予想されます。下落局面においては、1.3920-1.3930のサポートエリアが重要なポイントとなりそうです。同ペアが、1.3920を下抜けした場合、更なる下落の展開が予想されます。本日、英国では、2018年1月期の雇用統計等の重要な指標発表が予定されています。英・雇用統計の市場予測は、前回値0.86万人を下回る、0.41万人となっています。一方、1月期の英・失業率は4.3%の維持と予想されています。これらの結果が発表された後、ポンド相場への影響に注目が集まりそうです。失業率が予測を上回った場合、ポンド/米ドルは1.4080に向かって上昇する可能性があります。逆に、予測を下回った場合、1.3920のサポートレベルでの維持に苦戦する展開となることが予想されます。