Nick Goold
ゴールド
先週、弱気の米経済指標の結果によって、ドル安となり、米長期金利が下落したため、ゴールド価格は再び急騰しました。インフレが高止まりしているため、また米ドル安に対するヘッジとして投資家のゴールドへの関心は高まっています。さらに、最近の銀行破綻で金融システムの強さに懸念が生じたため、ゴールドに関するポジティブな話題も増えています。
現在、価格は再び2,000ドルを超えており、強気派はパンデミック後につけた史上最高値の2,075ドルを狙っているようです。。現在、テクニカルはポジティブで、ゴールドが10日移動平均線の上にとどまることができれば、高値更新が期待できます。
一方、2,000ドル以下に戻ることがあれば、ダマシのシグナルとなる可能性があるため、注意が必要です。ゴールドののセンチメントは変化しやすいため、短期トレードに適しています。
レジスタンス：2010, 2032, 2070
サポート：1985, 1950, 1935, 1918, 1900, 1890, 1870, 1830
原油（WTI）
ロシアを中心とするOPECによる協調減産の発表により、弱気の米経済指標にもかかわらず原油は80ドル台を維持し、2023年の景気後退の確率が高まっています。日量166万バレルの自主減産と中国の需要回復の継続への期待から、WTIの中期的な見通しが明るくなりました。
最近のドル安傾向も原油にとっては好材料だが、2023年の高値である82.50ドルに強い抵抗が残っています。原油は投機的な市場であるため、今週は82.50ドルをサプライズでブレイクする可能性があり、買い場を探すのが短期的な戦略として最善と考えます。価格が79.50ドルを下回ると、75.00ドルまで一気に下落する可能性があります。
レジスタンス：82.50, 85.00, 90.00
サポート：75.00, 72.50, 70.00, 65.00, 62.00
