Nick Goold
ゴールド
最近の上昇を受けて、2000ドル以上を予想している投機筋が再びゴールド市場に戻ってきており、週明けの金価格は急騰した。7月初めに1937ドルの抵抗線を上抜けした後、多くのトレーダーは上昇トレンドが継続すると予想している。
今年5月下旬、市場予想を上回る米経済指標によってドル高が強まり、相場はレジスタンスを上抜けできなかった。相場は2度レジスタンスを突破しようと試みたが、10日移動平均線とのギャップが大きく、さらなる上昇は難しかったようだ。
今週は、米連邦準備制度理事会（FRB）が政策金利を0.25%引き上げことが予想され、2001年以来の高水準となる可能性が高い。金トレーダーは、政策金利発表後の記者会見のパウエル議長のコメントに注目している。多くは将来の利上げに関してタカ派的でないことを望んでいる。強気相場は中期的にはまだ強く、今後も続きそうだ。短期的には、トレーダーが連邦準備制度理事会（FRB）や週末の米経済指標を待っているため、週明けの10日移動平均を下回る可能性がある。
レジスタンス：1984, 2000, 2032, 2050, 2080
サポート：1938, 1900, 1889, 1870, 1830
原油
原油は先週、10日移動平均線が強いサポートとなり、続伸した。最近の米経済指標が予想を上回り、インフレ率が低下したことで、原油相場のアナリストは2023年後半の価格見通しを引き上げている。
中国経済が予想を下回る成長鈍化でセンチメントが悪化している。また、多くのトレーダーが過去2週間のレジスタンスとなった200日移動平均線に注目している。
77.50のレジスタンスを下回っており、上昇トレンドは強そうだが、短期トレーダーは週明けに戻り売りのチャンスがあるかもしれない。中期トレーダーは引き続き高値更新を予想して、価格が75.00ドルのサポートに戻れば、押し目買いを仕掛けることができるだろう。
レジスタンス：79.00, 82.50
サポート：75.00, 70.00, 67.00, 65.00, 64.00, 62.00
