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Nick Goold

ゴールド

先週、ゴールドはついにレンジを抜け出し、急騰した。ドルインデックス(.DXY)が約1年ぶりの低水準まで下落したため、世界中で金が割安となり、金価格を1ヶ月ぶりの高値に押し上げた。

米国のインフレデータが予想を下回ったことで、さらなる利上げ観測が後退し、ゴールドのような利回りの低い資産にとってはプラス材料となった。金が1,936ドルを上回ると、長期トレーダーが2,000ドルへの回復を狙って強い買い注文が入ったようである。

現在、ゴールド価格はレジスタンスを上回っている。10日移動平均線は上向きになっており、中期的な見通しは非常に明るい。短期的には、市場は買われすぎ水準になっている。今週は米小売売上高を除けば重要な経済指標の発表がほとんどないため、週明けに下値を試す展開が予想される。

金チャート7月16日

レジスタンス:1984, 2000, 2032, 2050, 2080

サポート:1938, 1900, 1889, 1870, 1830

原油

原油価格は3週連続で上昇し、ついに75ドルの抵抗を上回った。リビアとナイジェリアでの供給障害に加え、ロシア産原油の輸出減少がファンダメンタルズ見通しを強め、価格を押し上げた。また、ドル安も先週の強気心理を後押しした。

金曜日は利益確定の売りに押され値を下げたが、テクニカル指標が上昇に転じたことで、WTIの中期的な見通しは良好となった。しかし、今週は最近の上昇を固めようとするため、静かな展開となる可能性がある。短期的には75ドルを割り込む展開が予想されるが、72.50ドルのサポートは強力で、10日移動平均線もサポートとなるだろう。

WTIチャート7月16日

レジスタンス:79.00, 82.50

サポート:75.00, 70.00, 67.00, 65.00, 64.00, 62.00

Excellent