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Nick Goold

ゴールド

金相場は週初に1,900ドルの重要なサポートで反発し、小幅高で週を終えた。予想を下回る米雇用統計が米ドル安をもたらし、金価格は10日移動平均線を再び上回った。

長期的に強気目線を維持する金トレーダーは、米国経済の景気低迷が拡がり今後のさらなる追加利上げがなくなるのではないかと期待しているようだ。しかし、米連邦準備制度理事会(FRB)は年内にあと2回の利上げを計画している。ドル円は最近の上昇トレンドを崩し、ポンドドルは金曜日に大きく上昇した。

今週は、最も重要な米インフレ指標(CPIとPPI)が発表される。現時点では、金は上昇する可能性が高そうだが、ファンダメンタルズには明確な上下のトレンドがないため、短期的にはレンジ取引が最良の戦略であることに変わりはない。

金チャート7月10日

レジスタンス:1938, 1984, 2000, 2032, 2050, 2080

サポート:1900, 1889, 1870, 1830

原油

サウジアラビアとロシアによる最近の供給削減が先週の価格上昇につながり始め、原油価格を押し上げた。67.00ドルのサポートからの回復は心強いが、価格はまだレンジ内にある。

予想を下回る米雇用統計を受けて米ドル指数が大幅に下落したことで、原油価格は週間高値に接近し、10日移動平均線は現在、上値を切り上げている。原油価格はこの2カ月間レンジ相場から抜け出せず、上昇の勢いが増している。したがって、レジスタンスで売るよりも、75ドルを前にした押し目を買うことが、短期・中期トレーダーにとって最善の戦略となりそうだ。

原油チャート7月10日

レジスタンス:75.00, 79.00, 82.50

サポート:67.00, 65.00, 64.00, 62.00

Excellent