Nick Goold
ダウ平均株価
米国のインフレ率が高止まりしており、ダウ平均株価は2023年で最大の下げ幅となった。市場はインフレ対策としてFRBによる追加利上げを懸念しており、株価上昇の期待感は薄れつつある。米10年債利回りは3.95%まで上昇し続け、株式を保有する魅力が低下している状況だ。
今週は様々な米経済指標の発表があり、いずれも注意深く見守る必要がある。最近の米国のデータでは、インフレ率が高水準で推移しており、いずれも追加利上げが必要であることが示唆されている。これまでは、強いy果となってもダウ平均株価はそこまで下落することはなく、2023年の株価の見通しは良好だと見られていた。しかし、今週の米経済指標の結果が予想を上回った場合、投資家は2023年の株価見通しについて修正せざるを得ず、指数は32500ドル以下に下落する可能性がある。
今週、ダウは下落が続いていたが、価格はまだ2022年12月の安値32500ドルの上で推移している。32500ドルを割るまでは、2023年からの横ばい相場が続くと考えた方がよいだろう。
レジスタンス:33500, 34000, 34500, 35000, 35500, 36000
サポート:32500, 32000, 31000, 30500, 30000
日経平均株価
日経平均は先週初め、米国株の下落に伴って下落し、2万7000円のサポートラインまで下落した。米国株がさらに下落したにもかかわらず、日経平均は回復し、ドル円が急騰し、週の終わりには上昇した。日本のインフレ率は41年ぶりの高水準となる4.2%だったが、日本の金融政策が変わることはないだろう。
ドル円が上昇すれば連動して日経平均も上昇が予想されるが、米国株は引き続き売り圧力を受けそうだ。短期的には2万7000円から2万8000円のレンジ相場が続きそうで、現時点では下値を試す可能性の方が高い。
レジスタンス:27500, 28000, 28300, 28500
サポート:27000, 26250, 25500, 25000, 24500