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Paula Rodriguez

第十二回目の今回は、金融系メディア「海外FXオンライン」の運営責任者である保住さんにインタビューさせていただきました。9割が負けると言われる厳しいFXトレードの世界で、稼ぐことよりも負けないことを信条に、地道に利益を積み上げられてきたという保住さん。

凄腕トレーダーと聞くとアクティブな投資スタイルを想像しますが、今回は手堅く稼ぐというポリシーに基づいた保住さんのトレード手法をご紹介いたします!

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トレーダーの紹介

海外FXオンライン運営責任者の保住と申します。私のトレードスタイルの軸は「損失を最小限に抑えることに集中する」ことです。この思想によって利益を積み上げてきました。日々の取り組みの中でまとめた情報は「海外FX業者ランキング」でも紹介しておりますので、ご興味ある方はご参考くださいませ。

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FXを始めたきっかけは?

将来の年金不安から資産運用の必要性を感じたことです。最初に取り組んだ投資は「株式」でした。しかし一部の巨大な投資ファンドなどの介入により相場が動いてしまう株式市場にリスクを感じ、極めて参加者の多い為替取引に興味を持ったのです。

どのようにFXを学びましたか?

「先物市場のテクニカル分析」といった学術的色合いの強い書籍から、投資系インフルエンサーが公開しているブログなど、様々な情報をインプットすることから始めました。学術情報だけでは頭が硬くなってしまいますし、一方で実体の知れぬインフルエンサーが発信する情報だけを鵜呑みにし過ぎるのは危険だと考えてきました。知識というのは、様々な発信元からバランスよく取捨選択してインプットすることが大切だと考えております。

トレードを開始して最初はどうでしたか?

最初は損が続き、瞬く間に減っていく資金を日々目の当たりにして、自分には向いていないのではないかと何度も考えました。利確決済の方が損失決済よりも多かったのですが、負ける時は一回あたりの損失額が多額だということに気づいたのです。それによって、毎月トータルでの損益はマイナスで終わるということを繰り返していたということですね。

どれくらいかけて利益が出るようになりましたか?

FXを始めてから1年ほど経った頃、ようやくそれまでのマイナスをゼロにすることができたと記憶しています。以降はトータルプラスに持っていく感覚を確固として持つことができたため、毎月安定してプラスの収支で投資運用を回すことができています。

利益が出るようになったのは何故だと思いますか?

「稼ぐ」という思想から「損失を徹底して排除する」という思想に切り替えたからです。きっかけは、著名な投資家「ジョージソロス」氏の「まず生き残れ。勝つのはそれからだ」という名言に出会ったことでした。生き残るというのは、一回一回のトレードにおいて、損失を抑えることに意識を集中させることだと解釈しました。負けが続いても、都度の損失が少額ならば、一回の大きな勝ちでトータルプラスになりますので。

私が具体的に意識したことは三つです。

1. 流通量の多い通貨のみでトレードする
2. エリオット波動第3波の初動のみをエントリータイミングとして狙う
3. 損切り額が証拠金の2%になるように、損切り価格とロットを調整する

これらを意識することで、地道ではありますが着実に利益は増えていきました。

トレードはどのようにされているのですか?(スキャルピングや狙っているタイミング)

先述の通りなのですが、ここではエントリータイミングについてより詳しくお伝えできればと思います。

・4時間足チャートでのエリオット波動第3波初動に狙いをつける
・その押し目が明確なレジサポライン、移動平均線に支えられている
・1時間足チャートがトレンド転換するタイミングでエントリーする

この繰り返しで私は利益を増やしてきました。簡単なようですが最初の頃はこの継続が難しかったのです。というのも、人は欲深い生き物なので、上記のルールを破ってエントリーしてしまうものだからです。そこでグッと堪えてエントリーしないという心を鍛えるためにも、沢山の失敗経験を積む必要があるということですね。

トレーダーとしての1日の過ごし方は?

朝起きたら、その日の主要指標を確認します。
というのも、 主要指標のタイミングではチャート形状による判断でのテクニカル 手法が通用しませんので、ポジション保有を避けるためです。
そして、 ポジションを持っても問題ないおおよその時間帯を把握したら、 後は約2〜3時間おきにチャートをチェックし、 自分がエントリーポイントとして決めたチャート形状が現れている か否かを確認しています。

取引ペアは何がメイン?

私は流通量の多い通貨のみでしかトレードをしません。というのも、先述のように私はチャートの形状でエントリーポイントを見つける方法をとっているからです。流通量の少ない通貨ですと、メジャー通貨の変動に大きく影響を受けてしまうので、チャートに従った余録が立てづらいからですね。

具体的には、以下の三つです。
・USDJPY
・EURUSD
・GBPUSD

トレードする上で一番重要視していることは?

繰り返しになりますが、「一回一回のトレードにおける損失を最小限に抑える」ことです。そのための具体的方法が「流通量の多い通貨のみでトレードする」「エリオット波動第3波の初動のみをエントリータイミングとして狙う」「損切り額が証拠金の2%になるように、損切り価格とロットを調整する」を徹底することです。

相場は生き物ですから、どのような手法でも常に良い調子が続くことはありません。逆に、どんなに調子が悪い時でも、自分のスタイルを愚直に貫くことで急に好循環に入っていけるケースもあります。自分のスタイルを確立したら、その後はどんな時も一喜一憂せずに無心で自分のスタイルをひたすら続ける。それができれば、FXは決してギャンブルではなく、着実に資金を積み上げていける安定した資産運用方法と言えるでしょう。

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