Nick Goold
ダウ平均株価
先週、米国株は2023年の安値がサポートラインとして機能し、反発しました。米GDPは市場予想を上回り、景気減速懸念が後退したことが上昇の要因となりました。テクノロジー株のテスラが週間で33％上昇し、ナスダックは4週続伸するなど、好調でした。
今週は、米国の金融政策を決定する会合であるFOMC（連邦準備制度理事会）の開催が予定されており、政策金利が0.50％利上げされる可能性が高くなっています。また、米国PMIと雇用統計の発表も米国株の動向に大きな影響を与えるでしょう。株式市場は上昇する材料を探している状況で、各指標のデータが市場予想を上回れば、一気に上昇する可能性があります。
ファンダメンタルズは徐々に改善の兆しが見えていますが、テクニカル的に考えると状況は複雑です。10日移動平均線は横ばいで、ダウ平均株価は3万3,000～3万5,000ドルのレンジ相場を形成しています。現時点で推奨する売買戦略は、レンジ相場の下限付近での買い、もしくは、ニュース発表直後に発生するトレンドに従って取引することです。
レジスタンス：34360, 34500, 35000, 35500, 36000, 36500
サポート：33500, 33000, 32500, 32000
日経平均株価
日経平均株価は上昇基調が継続しており、26,550円を終値で上回った1月20日の段階でダブルボトムのチャートパターンが完成した。ドル円の上昇基調も日本株にとってプラス材料となっているであろう。2023年、観光業の回復と低インフレによって、投資家の日本株上昇への期待が高まっている。
日経平均株価のチャートは短期的には強気だが、サポートとなっている10日移動平均線との乖離が拡がっているじょうきょうであるため、27,000円付近の押し目で買いエントリーを検討するのがおすすめだ。中期的な視点で考えると、日経平均株価はレンジ相場であり、2月にはレンジ上限付近である28,500円を試す展開が考えられる。
レジスタンス：27500, 28500
サポート：27,000, 26250, 25500, 25000, 24500, 23500
