スキャルピングのコツ

スキャルピングは、一日のうち何度もエントリーと決済を繰り返す人気のトレード戦略です。スキャルピングのコツを習得すると、トレードパフォーマンスが向上し、安定した利益を上げられるようになります。

シンプルなインジケーターを使用する

動き続けるマーケットの中、スキャルピングは瞬時のトレード判断を要するため、多くのプレッシャーを抱えながら迅速な意思決定が必要となります。そんな難しい状況でも、移動平均線のようなシンプルなインジケーターを使うと判断が下しやすくなります。インジケータ―を複数用いた戦略は、使い方が難しくなってしまい、スキャルピングの際にミスをする可能性が高まります。

取引市場を限定する

スキャルピングは集中力を要するため、1つ2つの市場に集中することが最善です。また、毎日同じ市場で取引することで、その市場の動きを理解できるようになり、有益な取引戦略を構築することにも繋がっていきます。先ずは1つの市場での取引で安定した結果を残せるようになってから、2つ目の市場へと広げていきます。一度に多くの市場から利益を上げようとすると集中力と注意力を欠いてしまう原因となります。

含み損からは素早く撤退する

スキャルピングで負けてしまう主な理由は、損失を確定できないでいることです。スキャルピングは小さな利益を積み重ねていくものなので、大きな損失を1回でも出してしまうとそれが大きな問題の引き金となってしまいます。取引する度にストップを必ず置き、15分以内にターゲットに達しない場合は、その取引での利益を断念し、手仕舞いするようにします。損失は時間を置く程に拡大してしまうことを忘れてはいけません。

同じ時間にトレードする

市場の状況やボラティリティは、一日を通じて変化していきます。午前中に上手くいった戦略が午後には上手くいかないかもしれません。取引する時間を1時間から2時間に絞り、いつも同じ時間帯に取引を行います。その時間帯に精通することは市場パターンを記憶しやすくし、その市場理解が深まります。また、時間を制限することで過剰な取引を避けることにも役立ちます。

リスクリワードを1以上にする

平均損失額よりも平均利益額が大きい（リスクリワードが1以上）ことは、勝率が50％あれば利益が出るということを意味します。スキャルパーの多くはリスクリワードを忘れて取引をしています。つまり、小さな利益をたくさん得ることだけに集中して取引しているのです。ボラティリティが高いときは平均利益を増やせる絶好の機会となるため、利益を伸ばすように取引することが重要です。