Nick Goold
ゴールド
週明けは、米債務上限リスクが浮上するにつれて、ゴールドは上昇で始まりました。最近では、ゴールドが3,000ドルを目指して上昇すると予想する強気派もいます。また、米インフレ指標の鈍化によって、金利上昇が一服する可能性があり、これもプラス材料となりました。
2050ドルのレジスタンスラインが維持され、価格の反転が示唆されました。金曜日にドル高基調になると、ゴールドは2000ドル付近まで下落しています。10日移動平均線を終値で下回っており、弱気相場になっています。
ドルのレベルまで戻りました。しかし、10日移動平均線を下回る終値は弱気材料です。
今週は、米小売売上高に注目が集まっており、強い数字が出た場合、ゴールドに圧力がかかる可能性があります。もちろん、今週の最も重要なニュースは、金曜日のパウエルFRB議長の講演です。現在、ゴールドのチャートは若干弱気に見えますが、米国の債務問題は続いており、多くの強気派は、今後1週間はレンジ取引状態に戻ると予想しています。
レジスタンス：2032, 2050, 2080
サポート：2000, 1973, 1950, 1935, 1918, 1900
原油
先週、WTIは上昇を試みましたが、米国経済への懸念と75.00ドルの強い抵抗に阻まれ、上昇を維持できませんでした。また、中国の経済データは、経済が予想ほど急速に回復していないことを示唆し、弱気材料となりました。
金曜日に米ドルが上昇したことで、より積極的な売りが出て、市場は10日移動平均線を割り込み、WTI価格の下落を示唆しました。原油にとってポジティブなニュースは、米国が戦略石油備蓄（SPR）用の原油を買い戻すことができると発表したことです。短期的にはさらなる下落の可能性がありますが、深くは下落しないと予想します。今後1週間はレンジ取引がおすすめのトレード戦略です。
レジスタンス：75.00, 79.00, 82.50
サポート：65.00, 64.00, 62.00
