Nick Goold
ステップ 1 メンタル確認
トレードの準備ができているか、自分自身に問いかけます。焦ったり苛立ったりせず、落ち着いているか、前向きでやる気があるかを確認します。
トレードはメンタルが行動として現れてしまうものです。トレード中は常に平静でいられるようにメンタルコントロールを徹底します。平静でいられない時というのはトレード判断の精度が欠け、損失を被りやすい環境となりますので、自分自身への問いかけはとても重要となります。
ステップ 2 マーケット分析
先ず、最近のマーケットはどのように動いているか確認します。そして、マーケットがどうしてこのように動き、今に至っているのかを把握します。ニュースがあって今はこうなった、市場オープンだったからこうなったなどです。
次に、サポートとレジスタンスを把握します。サポートとレジスタンスには注文が多く集中するため、多くのエントリー、決済注文が控えています。その多くの注文が約定されると、マーケットが急に動き出すきっかけにもなります。
トレンド状況はどうでしょうか。上昇トレンド、下降トレンド、横ばい(レンジ相場)、どんなマーケット状況になっているかを把握することで、最適なトレード戦略が変わってきます。マーケット状況に関わらず、常に同じ戦略を使用していると、時に利益は上がるものの、時に損失を多く積み重ねてしまうことにもなりかねません。
今のトレンドは継続しそうでしょうか。ブレイク、もしくはトレンドが反転しそうな兆候が出ていないか確認します。一つのトレンドが長く現れるマーケットもあれば、トレンドが強く出るマーケットもあったり、マーケットによって見せる癖は異なります。
ステップ 3 トレード戦略を書き出す
どんなトレード機会を待つのかを明確にするため、トレード計画に戦略を書き出します。客観視することと、トレード中に確認することを目的としているため、チャート画面とは別のデバイスや紙に記すことをお勧めします。
戦略には、どのタイミングでエントリーし、どのタイミングで決済するのかも数字を使って明確に記載します。エントリ―方向も一方向だけに定め、価格が上がったからロングエントリー、今度は価格が下がってきたからショートエントリ―等、マーケットに振り回されるようなトレードにならないようにします。
ステップ4リスク管理計画
ここでは、具体的に数字を使って計画を立てていきます。ポジションサイズは何Lotにするのか、ターゲットとストップは何pipsにするのか、何回トレードするか、等です。
マーケットは常に動き続けているため、トレードをしようと思うといつでもできてしまう危険性があります。常に勝てるのであれば良いのですが、トレードは100%を保証されていません。一度に多くのトレードを行うことは損失を大きくしてしまう一因にもなります。また、損失が大きくなるほどに、失ったお金を取り戻そうとポジションサイズを大きくしてしまう傾向にもなり、一層リスク管理ができない状態に陥ります。このリスク管理計画の段階で、明確な数字を決めておくと落ち着いてトレードすることができるようになります。
ステップ5リラックス
トレード準備が完了したら一度リラックスをして、平静な状態で行動できるようにします。先にも述べた通り、トレードはメタルコントロールが必須です。決して苛立たず、焦らず、自信のない状態でポジションを建てないようにしましょう。
もし、メンタルが崩れてきたことを感じたら、思い切って休憩することをお勧めします。トレード機会はいつでも巡ってきます。今この機会を逃すまいとする気持ちは焦りです。一度チャートから離れ、平静な状態になってから戻ってきましょう。10分程の休憩でも気分は変わってきます。