Nick Goold
多くの証券会社では、デモ口座を提供しています。デモ口座では、取引ツールの操作方法に慣れ、自分のトレード戦略をリスクなしで試すことができるサービスです。リアル口座でトレードする前には、デモ口座を利用して、利益を出せる段階までトレーニングするようにします。
一方、デモ口座ばかりを使っていた場合、デモ口座で利益は出るのにリアル口座で利益がほとんど出せないという壁にぶつかる場合があります。リアル口座は、自分の本物の資金を利用するため、不安がトレーダーを襲います。そのため、メンタルコントロールが必要ですし、実際の損切りを受け入れなければいけません。
デモ口座での損切りとリアル口座での損切りはメンタルへの影響が異なります。トレードルールに沿って損切りするのがはるかに難しく感じるでしょう。また、損失トレードの後には自信がなくなってしまう可能性もあります。
それでも、いずれリアル口座へトレーダーは移行する必要があります。デモ口座からリアル口座へ移行するためのステップを考えていきましょう。
ステップ 1
リアル口座でトレードを始めるとき、「どれだけ優秀なトレーダーでも損切りをする」と考えて、リスクを受け入れる準備をしましょう。
ステップ 2
リアル口座は実際のお金を利用します。小さいポジションからスタートします。
ステップ 3
リアル口座でもデモ口座と同じトレード戦略になっているか確認し リスク管理も同様にできているか確認します
ステップ 4
リアル口座での結果が悪い場合、休憩したりデモ口座に戻ってトレードのトレーニングをします
ステップ 5
次のトレードに焦点を当てて、気持ちを切り替えましょう。 過去の悪い結果を引きずるのではなく、トレード戦略の改善に焦点を当てていきましょう。
トレードで大切な点は、トレードの優位性が高いマーケットを見つけ、相場のパターンや特徴を理解し、それに合わせた戦略を持つことです。デモ口座でそのプロセスを見つけたら同じプロセスをリアル 口座で実行します。リアル口座での課題を理解することは、今後のトレードに役立ちます。継続してトレードで利益を得られるようになるには時間がかかりますが、短期的な結果にとらわれず長期的な目線を持ち、焦らず、トレード計画に従いましょう。
