Nick Goold
トレーダーが犯す大きな間違いの 1 つに、最良のエントリーチャンスを待てずに、トレード回数を多くしてしまうことが上げられます。相場は常に変動しているため、チャートを監視しているとエントリーしたい衝動に駆られてしまいます。しかし、プロトレーダーは、明確なトレード計画を立て、最もトレードの優位性が高いエントリーポイントを待っています。
成功したトレーダーは、様々な戦略による多くのトレードを経験しており、自分の性格やライフスタイルに最適な戦略を理解しています。戦略をよく理解することで、 現在のマーケットが優位性が高く、利益が見込めるトレードチャンスであるか否かを判断できるのです。
一方、利益が出ていないトレーダーは明確な戦略を持っておらず、戦略に従うのではなくマーケッ トの動きに反応します。 戦略を持たないことは失敗に繋がります。例えば、マーケッ トが十分上昇した後に、「乗り遅れた」と感じて衝動で買いエントリーをしてしまうことが 挙げられます。しかし、明確な根拠なく衝動エントリーしても、リスクリワードや勝率などが考えられていないため、継続的な利益は見込めません。
次のような方法で いつトレードすべきかを理解でき、トレードは改善します。
チャートを監視する時間を短くし、過剰トレードをなくすトレード回数を少なくすれば負けトレードも減り、自信の喪失も防げるどのタイミングでエントリーするのかを明確にしてストレスを軽減する。
トレード戦略を持っていても、エントリーシグナルが出るまでに時間が掛かることがあります。一部のトレーダーは待ちきれず、エントリーするのに最良の相場環境になる前にフライングしてエントリーしてしまう人もいます。せっかく利益が見込めるトレード戦略を持っているのに、余分なエントリーによって、ポートフォリオ全体の収益を下げてしまっているのです。
トレードはゲームではなくビジネス
トレーダーは自由です。どの価格でも自由にエントリー・決済が可能で、トレードをゲームのように楽しめます。しかし、ゲーム感覚のトレードは、 準備不足とギャンブルトレードになる可能性があります。トレードをゲームとして楽しみたい場合は、デモ口座を使用するべきです。
トレード前に負けトレードをしたときの気持ちを想像する
トレード計画にないトレードを避けるため、過去の負けトレードを覚えておくことが大切です。失敗したトレードを見直し、損失要因を把握することで、ト レード戦略が示すエントリーに集中しやすくします。
最適なエントリータイミングまで待つ能力をつける
エントリー前にトレード計画を明確にし、トレード計画に従ったエントリーをすると決意します。このようにして最良のエントリーチャンスに集中しましょう。トレード結果ではなく、トレード計画に従うかどうかでトレー ディングパフォーマンスを測定するのです。