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石田 和哉

12月3週の米国市場はコロナウイルス感染症によるパンデミックの中で実施された景気刺激策が早期に終了するとのFRBの決定、新型コロナウイルスオミクロン株への懸念などが広がった事で市場は値を下げる展開となった。

米ファイザーがパンデミックは2024年まで収束しない可能性があるとの見解を示したことも不安材料となり、英インペリアル・カレッジ・ロンドンの研究結果よりオミクロン株の再感染のリスクがデルタ株に比べて5倍上高いと発表した事も市場の不安材料となり上値を抑える展開となった。

また、先物取引、株価指数オプション取引、個別株オプション取引の清算日の重なる「トリプルウィッチング」であった事も売りを呼んだ可能性がると思われる。

原油先物も下落を見せており、コロナに関する懸念が需要を圧迫するのではという思いがまだ強いことを示している。

(原油価格推移 10年)

(Trading Economicsより)

12月第2週の注目ポイント(経済指標)

時間表記:日本時間

12月22日(水)
08:50 日本日銀・金融政策決定会合議事要旨
16:00 イギリス7-9月期四半期国内総生産(GDP、改定値)(前年同期比)
16:00 イギリス7-9月期四半期国内総生産(GDP、改定値)(前期比)
22:30 米国7-9月期四半期実質国内総生産(GDP、確定値)(前期比年率)

12月23日(木)
22:30 米国11月個人消費支出(PCEデフレーター)(前年同月比)
22:30 米国11月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前年同月比)
22:30 米国11月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前月比)
24:00 米国11月新築住宅販売件数(年率換算件数)
24:00 米国12月ミシガン大学消費者態度指数・確報値
24:00 米国11月新築住宅販売件数(前月比)

12月24日(金)
08:30 日本11月全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)(前年同月比)
08:30 日本11月全国消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
08:30 日本11月全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品・エネルギー除く)(前年同月比)

日米市場

米国市場はクリスマス休暇に入るという事もあり、商いが閑散となる事が見込まれており12月15日にFRBがテーパリングの加速を発表したものの、薄商いのなかではそれほど材料とはなりにくい、良いタイミングでの発表と推移となっている。
財政支出計画の採決が24日までにされるのかどうかにも注目は集まっている。

日本市場は海外投資家がクリスマス休暇に入ることから閑散相場になると思われる。

上値も重く推移すると思われ、週末に値を下げた米国市場の影響をどこまで受けるのかを見極めていきたいところだ。

(日経平均67年chart)

(macrotrendsより)

欧州市場

欧州は10月のドイツ鉱工業生産が大幅増となったが、鉱工業受注は大幅減となっており、12月のドイツZEW景況感指数は現況、期待ともに低下となっている。

欧州で広がる新型コロナウイルスの感染者の増加を受ける形で景況感指数も悪化しており、先行き不透明感は依然として強くある。

米国でのFOMCを見極め様とする動きも強くあったが、米国FOMCと新型コロナウイルスのオミクロン株への懸念から市場は上値を再び押さえつけられてしまう可能性もありそうだ。

(英国でのコロナ感染状況)

(Gov.UKより)

今週の為替(EUR/JPY)

EUR/JPY 日足

EURJPYの日足では白線の大きなトレンドが終わり、緩やかな下降の可能性が見て取れる部分に差し掛かっている。

波動論など上での意識よりも米国の展開次第という部分も強くあり、欧米でのクリスマス休暇による薄商い、年末の相場という事もあり動意に欠ける展開となりそうだ。

米国でのテーパリングの早期終了、欧州での新型コロナウイルスのオミクロン株による感染拡大の再燃などもあり市場は方向の性の見えにくい展開となっている。

上記でも述べたがそれに加えてクリスマス休暇という事もあり、年末にかけて売買の行いにくい展開となっていきそうだ。

EUR/JPY 4時間足

EURJPY4時間足でも方向性のなくなりつつある相場となっている。

大きな下降の波が終わり、順当に上昇相場へと舵を切っていたが、安値の切り上げが行われず、切り下げとなった事で赤線の様な八の字での展開となっている。

これによって相場はレンジ相場、フラッグ相場へと転換しつつある。

ここから再度の上昇トレンドの形成となるのか、今いる位置が大きな下降トレンド継続の2為の足掛かり的な位置であったのか、今後の展開には注意したい所となっている。

Excellent