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石田 和哉

18日の米国市場はウクライナ問題が市場の懸念材料となり、値を下げる展開となった。

ダウ平均は34087.68ドルとなっており、3日続けての下落とウクライナ情勢への警戒感が強く出る相場となっている。

米国が週明けの月曜日がワシントン誕生日で休場となり3連休となる中で手放し売りや様子見が多勢を占める形となっており、暫くはウクライナ情勢が市場を右往左往させる材料となりそうだ。

米ロ外相会談が週の後半に行われる見込みである事から戦争回避に向けた話し合いが継続していることから、そこまで懸念材料としては見られていないものの、ウクライナ東部の新ロシア派支配地域からの住民避難をロシアのプーチン大統領が命令、超音速兵器の発射演習を行うなど懸念材料も強く残っている。

また、FRBが高インフレや強い雇用の伸びを踏まえて3月に利上げを行うのは適切であるという事を米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁が見解を示したことなどもあり、更に市場の重石となっている。

訓練に参加するウクライナ予備役(19年)

(AP通信より)

2月第4週の注目ポイント(経済指標)

時間表記:日本時間
2月23日(水)
19:00 ユーロ1月消費者物価指数(HICPコア指数、改定値)(前年同月比)
19:00 ユーロ1月消費者物価指数(HICP、改定値)(前年同月比)

2月24日(木)
22:30 米国10-12月期四半期実質国内総生産(GDP、改定値)(前期比年率)
24:00 米国1月新築住宅販売件数(年率換算件数)
24:00 米国1月新築住宅販売件数(前月比)

2月25日(金)
16:00 ドイツ10-12月期国内総生産(GDP、改定値)(前年同期比)
16:00 ドイツ10-12月期国内総生産(GDP、改定値)(前期比)
16:00 ドイツ10-12月期国内総生産(GDP、改定値、季調前)(前年同期比)
22:30 米国1月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前年同月比)
22:30 米国1月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前月比)
22:30 米国1月個人消費支出(PCEデフレーター)(前年同月比)

日米市場

米国市場日本市場共にウクライナ情勢へのリスクが重石となっている。

ウクライナ侵攻リスクは織り込まれているのか、週の後半に行われる米ロ外相会談の行方など侵攻が回避されるまでは不安定な相場は続きそうだ。

ウクライナ情勢が緊張緩和に向けて動き出しを見せれば市場は値を戻す展開となり、更に緊張が高まるようであれば値を下げる、暫くはウクライナ情勢に右往左往される展開となりそうだ。

「遠くの戦争は買い、近くの戦争は売り」ともいわれるが、グローバル社会の中ではそれも難しく、欧州情勢の進展には注意したい所となっている。

(日経225 日経平均株価)

(Mornungstarより)

欧州市場

欧州市場では一時、ストック欧州600が盛り返したものの、ウクライナ情勢を受け値を下げる展開に。

ストック欧州600は1月24日の安値を上回る展開ではあるが、じり安となっている。

週末にはドイツGDPなどもあるが、米ロ外相会談によるウクライナ情勢の緊張感和の有無、問題の進捗などが市場をけん引する形となりそうだ。

コロナウイルス感染症の感染者もスウェーデンでピーク時から92%の減少、フランスでも大きく感染者数の減少がみられるものの、欧州での感染者数は1日100万人近くに。
1日当たりの死者数は増加に転じるなどしており、ウクライナ情勢が終わればコロナウイルス感染症による経済への影響など、難しい展開はまだ続きそうだ。

(Reutersより)

今週の為替(CAD/JPY)

CAD/JPY 日足

CADJPYの日足では三角持ち合いの形成がなされている。
高値圏での三角持ち合いである事から、下抜きでの三角持ち合い抜けが発生する可能性が高くあり、保ち合いの頂点に近づくほどその勢いも強くなる。

ウクライナ情勢などの影響もある事から三角持ち合いからの抜けをする際に考える余白は多くとっておきたい。

青線を抜けてすぐの売り買いはリスクが高いことから、白線(余白)を確りと抜けてからの売買を考えたい。

日足という事から判断には時間をかけることができることから、じっくりと抜けを確認してから売買を行いたいところだ。

CADJPY 4時間足

CADJPY4時間足ではトレンドの転換が成されていると中途なっている。
ダウ理論上では高値安値の切り上げ下げが行われることでトレンドが変化すると言われており、Lowの切り下げが赤文字1~2の部分で切り上げに変化している。

Hightの切り上げはすでに行われている事から、直近の高値(中央Hight)を抜けてくれば上昇トレンドへ転換をしたと考えられる。

しかし、上位時間足、日足では三角持ち合いからの下抜きの可能性が強い傾向にあることから現在の価格が上昇となり、高値を切り上げたとしてもその勢いは一時的なものになる可能性を考えて売買を行いたい。

安値の切り上げは高い確率であると思われるので、高値の切り上げが行われるのかどうかに注目したいところだ。

Excellent