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石田 和哉

10月28日の米国市場は828ドルの大幅高で推移した。

ナスダック総合とS&P500種が2週連続、ダウ工業30種は4週連続の上昇となっており、ダウの週間ベースでの上昇率は5月以来最大となっている。

カーソン・グループのチーフ市場ストラテジスト、ライアン・デトリック氏は「ダウは歴史的に見ても最高の一カ月だった。弱気相場が終了した可能性がある」と指摘。「2週間連続で金曜日に積極的な買いが入っており、週末をはさんで株式を保有することに対する安心感が増している」と述べるなどした。

為替においては、円が対ドルで1%超の下落となっており、米国の経済指標でインフレ率の高止まりが示されたことと日本の超低金利政策の維持となっている事もあり、ドル円は米国債の動きを判定したドルの動向に大きく左右される展開が続いている。

11月1週はFOMC、米国雇用統計と大きなイベントもあることから相場の転換点となる可能性がある。

(米ダウ推移)

(REUTERSより)

11月1週の注目ポイント(経済指標)

時間表記:日本時間
10月31日(月)
19:00 ユーロ10月消費者物価指数(HICPコア指数、速報値)(前年同月比)
19:00 ユーロ10月消費者物価指数(HICP、速報値)(前年同月比)
19:00 ユーロ 7-9月期四半期域内総生産(GDP、速報値)(前年同期比)

11月1日(火)
23:00 米国10月ISM製造業景況指数

11月2日(水)
08:50 日銀・金融政策決定会合議事要旨
21:15 米国10月ADP雇用統計(前月比)
27:00 米国米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表
27:30 米国パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、定例記者会見

11月3日(木)
21:00 イギリス英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
21:00 イギリスイングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表
23:00 米国10月ISM非製造業景況指数(総合)

11月4日(金)
21:30 米国10月失業率
21:30 米国10月非農業部門雇用者数変化(前月比)
21:30 米国10月平均時給(前年同月比)
21:30 米国10月平均時給(前月比)

日米市場

日本市場では決算発表シーズンに入り底値の買い展開となると思われる。
米国市場の戻りに対して日本市場の戻りは50%程度にしかすぎず、週末の米国市場が堅調な展開となった事で値を戻す展開になるとは思われるが、為替が円安となっている事もあり業績の上方修正がどこまで市場に影響を及ぼすのか不透明な部分となっている。
円安が進んだことでドル建て日経平均は18年以降2回目となる180ドル割れとなっている。

米国市場では一部の企業、ビックテックの決算には不安があるものの、それ以外の業種では軒並み値を戻す展開となっており、堅調な展開が期待できそうだ。個別企業の業績よって相場が左右される可能性が高い。

(ドル円日足推移2021~)

(MT4より)

欧州市場

堅調な米国市場に対して、英国市場は反落、欧州市場は反転とまちまちの展開となっている。
英国市場は中国の新型コロナウイルス対策の規制強化に対する懸念が市場の重石となった。

また、アマゾンドットコムが年末商戦の重なる2022年第4四半期に潰え悲観的な見通しを示したことから英国衣料・食品大手のアソシエーテッド・ブリティッシュ・フーズ、ASOS、オカド等が大きく値を下げた事も英国市場を押し下げる原因の1つとなった。

一方で欧州市場はアップルの2022年第4四半期決算が市場予想を上回った事が好感され、市場は好調な展開になっており、ドイツの第3四半期実質GDPも市場予想のマイナス成長から反してのプラス成長となった事も市場に良い作用をもたらした。

(STOXX EUROPE600推移)

(QONTIGOより)

今週の為替(USD/JPY)

USD/JPY 4時間足

USD/JPY4時間足では大きなトレンドからの下降・再度の上昇のいずれかの転換部分となっている。
調整波a-c波の形成はすでに済んでいる事から、改めての推進波1-5波の形成でさらに高値を目指すのか、大きく値を崩す形となるのかの部分となっている。

現在の価格の推移は1波の形成という事から、値を下げる(down)形となれば1波と2波で形成される安値を抜けた部分が、値を上げる(up)形となれば、そのまま上昇となり、前のトレンドの5波と白線で示したa波との高値を抜けた部分でそれぞれ売り買いとなりそうだ。

形的には売りの場合の方が大きく値を伸ばすことができる形状ではる物の、日銀による為替介入などが起これば、従来のセオリーも通用しなくなってしまう事から慎重な判断でトレードを行いたいところだ。

FOMC、米国雇用統計を控えていることか市場の動きは鈍くなる可能性があり、米国10年債利回り推移と合わせてチャートの形状を確り見て判断が望ましい。

Excellent