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石田 和哉

11月4日の米国市場は10月の米雇用統計の発表があった。
非農業部門雇用者数は市場予想を上回る水準、26.1万人の増加となり、時間当たりの平均賃金も上昇したものの、失業率は3.7%に上昇となり、労働市場のゆるみ、景気減速の兆しと受け止められた。

週間で見た場合にはダウが1.39%の下落、S&Pが3.34%、ナスダックは5.65%の下落となった。

TDアメリトレードのトレーディングストラテジスト、ショーン・クルーズ氏は雇用統計が「利上げの定着を示す内容ではなかった」とし、この日の株価動向については、今週の米連邦公開市場委員会後のパウエルFRB議長の発言を受けた売りが幾分行き過ぎていたことの反動の可能性もあるという見方を示すなどしている。

不安定な相場を引き起こした米国雇用統計、今後の利上げベースに関してのFRB当局者の発言が材料となった週末だが引き続き、利上げに関しての懸念材料、米国中間選挙の行方と言った所に変わりはなさそうだ。

(非農業部門雇用者数推移、平均時給変化推移)

(Bloombergより)

11月2週の注目ポイント(経済指標)

時間表記:日本時間
11月10(木)
22:30 米国10月消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
22:30 米国前週分新規失業保険申請件数
22:30 米国10月消費者物価指数(CPI)(前月比)
22:30 米国10月消費者物価指数(CPIコア指数)(前年同月比)
22:30 米国10月消費者物価指数(CPIコア指数)(前月比)

11月11日(金)
16:00 イギリス7-9月期四半期国内総生産(GDP、速報値)(前年同期比)
16:00 イギリス7-9月期四半期国内総生産(GDP、速報値)(前期比)
16:00 イギリス9月月次国内総生産(GDP)(前月比)

日米市場

日本市場では11月7日~11日までの間に、1600社超える企業の決算発表が行われる事から市場では個別銘柄の物色傾向の強い相場展開が予想される。
円安の影響、再び増加傾向にあるコロナウイルスの影響、それに関連する経済再開道筋など様々な影響がある中での、企業決算という事もあり、上値の重い展開はしばらく続きそうだ。

米国市場は多くの企業が市場予想を上回る決算となったものの、AmazonやMicrosoftなどの米国経済のけん引企業のビッグテックがまちまちの結果、先行き不透明となっている事もあり上値の重い展開は続きそうだ。

(ダウ・ナスダック推移)


(Reutersより)

欧州市場

英国市場・欧州市場共に値を上げる展開となった。
中国よる新型コロナウイルス対策の規制緩和への期待が市場で買いが買いを呼ぶ展開となり好調な展開となった。

中国が今後数か月間に「ダイナミックロゼコロナ」制作を緩和する事で経済活動が活発化すると思われており、中国経済と結びつきの強い欧州において、ロシアに関連するエネルギー問題における悪材料を払しょくする救世主となる可能性もありそうだ。ただし、正式な情報が出るまで憶測で相場が動く可能性もあり注意が必要と考えられる。

ECBのラガルド総裁は4日、現在の高インフレが定着し、インフレ期待が急上昇すれば金融政策を急ピッチで引き締める用意があると述べるなどしている。

(ユーロ圏インフレ率推移)

(Bloombergより)

今週の為替(EUR/JPY)

EUR/JPY 4時間足(元)

EUR/JPY4時間足では調整波a-c波の形成が終わり、次の推進波1波の形成なされている。
推進波1~2波の形成が下降で行われるのか、1-3波の形成が上昇で行われるのかよってシナリオは異なる。
1つ目の下降の推進波1-2波
2つ目の上昇での推進波1-3波
のシナリオを次項に示したので確認して欲しい。

EUR/JPY4時間足 1-2波下降形成

EUR/JPY4時間足が下降に転じて推進波1-2波の形成とる場合には赤文字安値「L」の切り下げを行う必要がある。
その際、Hが一目上の雲、赤線の移動平均線を抜けない方が形状、勢い的に好ましい形となる。

EUR/JPY4時間足 1-3波上昇形成

EUR/JPY4時間足が上昇に転じて推進波1-3波の形成をとる場合には赤文字安値「H」の切り揚げを行う必要がある。
その場合は3波の形成までが行われ、一番強いとされる3波の形成でトレードを行う事ができる。

下降・上昇どちらのパターンは高確率で発生するが、高値・安値の切り上げ下げが行われなければ、レンジ相場に転化するので注意したい所でもある。

Excellent