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石田 和哉

11月11日の米国市場は10月米消費者物価指数の発表があった。

市場予想の8.0%を下回り、9月の8.2%をも下回る7.7%となった事で、FRBによる利上げペースが落ちるのではないのかとの憶測が強くなり、市場は買いを呼ぶ展開となった。

1週間でS&Pは5.9%、ダウ4.15%、ナスダックは8.1%の大幅な上昇を見せている。

インガルス・アンド・スナイダーのシニア・ポートフォリオ・ストラテジスト、ティム・グリスキー氏は「昨日の流れが続いた」とし、様子見姿勢を取っていた投資家が買いを入れていると指摘。市場はある意味で底入れした可能性があるとしながらも「最高値更新にはまだほど遠い水準にある」と述べた。

一方で、大手暗号資産交換業者のFTXが連邦破産法11条の適応を申請、CEOが辞任したとの報道が入った事で市場は神経質な展開、暗号通貨は多くが値を崩しており、連鎖倒産、実体経済への影響など加暗号通貨市場の動きにも注目が集まっている。

(FTXグループ サム・バンクマン・フリード元CEO)

(Reutersより)

11月3週の注目ポイント(経済指標)

時間表記:日本時間
11月15日 (火)
08:50 日本7-9月期四半期実質国内総生産(GDP、速報値)(年率換算)
08:50 日本7-9月期四半期実質国内総生産(GDP、速報値)(前期比)
19:00 ユーロ7-9月期四半期域内総生産(GDP、改定値)(前年同期比)
19:00 ユーロ 7-9月期四半期域内総生産(GDP、改定値)(前期比)

11月16日(水)
22:30 米国10月小売売上高(除自動車)(前月比)
22:30 米国10月小売売上高(前月比)

11月17日(木)
19:00 ユーロ 10月消費者物価指数(HICPコア指数、改定値)(前年同月比)
19:00 ユーロ10月消費者物価指数(HICP、改定値)(前年同月比)

11月18日(金)
08:30 日本10月全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)(前年同月比)
08:30 日本10月全国消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
08:30 日本10月全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品・エネルギー除く)(前年同月比)

日米市場

日本市場は米国市場の堅調な展開を受けてしっかりとした展開となりそうだ。
懸念材料としては138円台まで円高となり依然として金利引き上げ水準が存在するものの、15・16日に行われるG20で議論される世界経済の回復と持続可能なエネルギーへの転換などでの議論に注目と言った所だ。

米上は混迷する中間選挙の結果がある程度はっきりとするまでは、上値を探る展開となりそうだ。

上院選では与党民主党の過半数獲得が確実視されているものの、下院選ではまだ勝敗の行方が明確となっておらず、ねじれ構造となるのか、注目となっている。

(米中間選挙途中結果13日17時)

(The Associated Press,Googleより)

欧州市場

英国市場は反落して週を終えている。
第3四半期国内総生産の発表を受け、長期的な景気後退へ入ったと思われたことから市場は売りが強くなったものの、市場予想-0.5%に対して発表値-0.2%であったことが、市場の底支えともなりそれほど大きく値を下げる展開にまでは至らなかった。

反面、欧州市場は値を上げる展開となっている。
米FRBによる利上げ減速の観測、中国における新型コロナウイルス規制緩和が市場の背中を押す形となったものの、週末発表された中国政府による新型コロナウイルス対策の規制緩和が中国政府によって緩和中止、規制継続となった事が悪材料となって欧州市場を週明け押し下げる事になることが高くなりそうだ。

(中国北京市で消毒液を散布している様子)

(Reutersより)

今週の為替(USD/JPY)

USD/JPY 4時間足

USD/JPY4時間足では調整波a-c波の形成が終わってからの三角持ち合いの下抜けと言う形となっている。

円高方向へ一気に進む形となった事で下降の波の形成をはっきりと判断することは難しいが、少なくとも今の水準138円台後半で一旦は落ち着きそうである。

8月2日から10月21日までの推移を上昇トレンドと見た場合、138.70付近が61.8%として意識されており、一旦はこの価格帯が意識される可能性が出ている。

5月25日から10月21日までの推移を上昇トレンドとして見た場合には136円台後半が意識され、1月24日から10月21日までの推移を上昇トレンドとして見た場合には129円台が意識される事から、仮に円高方向に推移し続けた場合には138.70付近、136円台後半、129円台がそれぞれ1波~5波で形成されるドル安となりそうだ。

1波2波で形成される円高ドル安値=138.70円付近
3波4波で形成される円高ドル安値=136円台後半
5波a波で形成される円高ドル安値(転換部分)=129円台

がそれぞれ形成される可能性があるので、今後の展開には注意となっている。

Excellent