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石田 和哉

12月16日の米国市場は3日連続の下落という形で週を終えた。

不安定な動きが続く中でFRBによる利上げが当面の間、継続されるのではという観測が市場を押し下げる形となり、リスク回避からの売りが優勢となった。

シルバー・ゴールド・ブルのFX・貴金属リスクマネジメントディレクター、エリック・ブレガー氏は、今週はFRBと欧州中央銀行のタカ派的行動を受けリスク選好度が低下し、ドルの買いが膨らんでいると指摘し、「ドルがピークに達したかどうかはまだ分からないが、年末年始にかけリスクオフが継続すれば、ドルが上向き、その勢いは少なくとも向こう1-2週間続くだろう」と述べた。

12月米総合購買担当者景気指数(PMI)は44.6と前月から低下、半年連続で景気縮小の目安となる50を割り込んでいる。

また、機関投資家がクリスマス、年末年始に向け休暇に入り始める時期であり、取引量が減り何かのきっかけで値動きが荒くなる可能性の時期であるので注意していただきたい。

(米PMI推移)


(TradingEconomicsより)


12月4週の注目ポイント(経済指標)

時間表記:日本時間
12月20日(火)
15:30 日本黒田東彦日銀総裁、定例記者会見

12月22日(木)
16:00 イギリス7-9月期四半期国内総生産(GDP、改定値)(前期比)
16:00 イギリス7-9月期四半期国内総生産(GDP、改定値)(前年同期比)
22:30 米国7-9月期四半期実質国内総生産(GDP、確定値)(前期比年率)

12月23日(金)
08:30 日本11月全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)(前年同月比)
08:30 日本11月全国消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
08:30 日本11月全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品・エネルギー除く)(前年同月比)
08:50 日本日銀・金融政策決定会合議事要旨
22:30 米国11月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前年同月比)
22:30 米国11月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前月比)
22:30 米国11月個人消費支出(PCEデフレーター)(前年同月比)
22:30 カナダ10月月次国内総生産(GDP)(前年同月比)
22:30 カナダ 10月月次国内総生産(GDP)(前月比)
24:00 米国11月新築住宅販売件数(前月比)
24:00 米国11月新築住宅販売件数(年率換算件数)

日米市場

日米市場共に23日に連続して発表される米国重要経済指標が本年最後のビッグイベントとなっている。

日本では11月全国所飛車物価指数、日銀政策決定会合議事要旨
米国では11月個人消費支出、11月新築住宅販売件数

がそれぞれ予定されており、カナダのGDP値とも併せて、年末相場となる米国日本市場の最後の展開、来年序盤の推移を占ううえでも慎重に展開を見ていきたい所だ。

さらに日本の個人投資家によるFX取引が、1京円を超えて最多となるなど、確定申告に向けての取引が活発になる可能性も注意したいところだ。

欧州市場

英国市場も値を下げる形となっている。
低調となった英小売売上高や中央銀行のタカ派的な姿勢が景気後退への懸念を強めた事で売りが優勢となり週間では1.93%の下落と大きく値を下げる形となっている。

EU市場でも値を下げる展開となっており、主要中央銀行が利上げを示唆した事、ユーロ圏での経済指標が景気後退を示していることなどもあり値を下げる展開となった。
12月総合購買担当景気指数は4か月ぶりの高水準となったものの、6か月連続の不況を示す50以下でったことなどから景気後退懸念が強く意識される状況となっている。

キャピタル・エコノミスクの英国エコノミスト、アシュリー・ウェブ氏は「PMI速報値は、英経済がおそらく景気後退に陥っているという我々の見解と一致しているが、現時点では比較的浅い」と指摘。「物価指数はインフレが引き続き緩和していることを示唆しているが、過去の水準からすれば依然、高いままだ」と述べるなどした。

(STOXX Europe 600 idex)

(MarketWatchより)

今週の為替(GBP/USD)


GBP/USD 4時間足

GBP/USD4時間足では長期の上昇トレンドでの波動論推進波1-5波の形成が終わり調整波となるa波の形成がなされている状況となっている。

注意すべき起点としては4‐5波で形成された安値が大きく見た場合のトレンドの転換部分となりうることであり、調整波のa-c波の後の次の推進波で下降となった場合には1-5波のいずれかの部分が先ほどの4-5波の安値をしっかりと抜けてこなければ大きな意味での下降での売りとはなりえなさそうだ。

しっかりとした相場、地に足を付けた展開となるうえでもメリハリのついた高値安値の形成などには注目していきたい部分となっている。

冒頭で述べたように主要な市場参加者が商いを控える時期になり、どの通貨、商品、指数でも何らかのきっかけで大きく動く可能性があり、十分に注意し取引をしたいところである。突発的な動きで大きく利益を取れる可能性もあれば、ロスカットにもなる可能性もあるのでポジションを維持するのであればしっかりと資金量を追加し備える時期のため、良い年末年始に向けて取引をしていただきたい。

Excellent