(function() { var didInit = false; function initMunchkin() { if(didInit === false) { didInit = true; Munchkin.init('105-GAR-921'); } } var s = document.createElement('script'); s.type = 'text/javascript'; s.defer = true; s.src = '//munchkin.marketo.net/munchkin.js'; s.onreadystatechange = function() { if (this.readyState == 'complete' || this.readyState == 'loaded') { initMunchkin(); } }; s.onload = initMunchkin; document.getElementsByTagName('head')[0].appendChild(s); })();

石田 和哉

13日の米国市場は値を上げる内容で週を終えている。

第4四半期決算を受けたJPモルガン・チュースなど銀行株が市場を押し上げた事で市場は買いが旺盛な展開となり、S&P500とナスダック総合は年初来高値を付けている。

JPモルガン、バンクオブアメリカは市場予想を上回る決算となったが、ウェルズファーゴとシティグループは予想を下回る明暗の分かれる決算ではあったが、金利上昇による収益改善見込みからJPモルガン・バンクオブアメリカに押される形で残り2社も株価を上げた。

ブラウン・ブラザーズ・ハリマンの通貨戦略担当グローバル主任、ウィン・ティン氏は「日銀が来週利上げに動く公算は小さいが、3月もしくは4月の会合での利上げの下地を整えるためにイールドカーブ・コントロール(YCC)政策を撤廃する可能性はある」と述べるなど、日銀の動向に米国も注目をしているようだ。

(投資家心理が改善傾向にある VIX指数)

(REUTERSより)


1月3週の注目ポイント(経済指標)

時間表記:日本時間
1月17日(火)
11:00 中国10-12月期四半期国内総生産(GDP)(前年同期比)
11:00 中国10-12月期四半期国内総生産(GDP)(前期比)

1月18日(水)
日銀展望レポート
日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
15:30 日本黒田東彦日銀総裁、定例記者会見
19:00 ユーロ12月消費者物価指数(HICPコア指数、改定値)(前年同月比)
19:00 ユーロ 12月消費者物価指数(HICP、改定値)(前年同月比)
22:30 米国12月小売売上高(前月比)
22:30 米国12月小売売上高(除自動車)(前月比)

1月19日(木)
21:30 ユーロ欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨

1月20日(金)
08:30 日本12月全国消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
08:30 日本12月全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品・エネルギー除く)(前年同月比)
08:30 日本12月全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)(前年同月比)

日米市場

日本市場は上値の重い展開となりそうだ。
米国市場は値を上げる形で週を終えているが、日本市場は市場をけん引する材料が不足している状況であり、日銀政策決定会合では12月の政策変更の経緯から市場はかなり神経質な展開となりそうだ。
ウクライナ問題、米国国債の利回り・為替推移に加えて12月の日銀政策変更と米国市場に比べて上値を抑える問題に事欠かない。
もみ合いに近い展開、上値を追うものの勢いに欠ける展開となるのではないか。

米国市場も同様にもみ合いの展開となると思われる。
日銀の政策変更後の日銀政策決定会合に注目が集まっている。
中国市場のGDP発表もあり、アジア市場に左右される展開となりそうだ。

(ダウ平均・日経平均推移)

(REUTERSより)

欧州市場

英国市場は続伸して推移しており、経済状況とはいささか掛け違いの展開。
実に4年8か月ぶりの高値となっており、週間では2週間連続の上昇となっている。

好調な市場ではあるが、高金利に高インフレを無事に乗り越えることができるのかどうかは不透明であり、物価高が著しい英・欧州では消費者心理の悪化、消費者物価指数など今後の課題も多い状況だ。

欧州市場も9か月ぶりの高値となっているが、英国同様、高金利・高インフレへの対策や実体経済への影響など今後の展開には注意したい所だ。

(英国市場・STOXX EUROPE50推移)

(Reutersより)

今週の為替(EUR/GBP)

EUR/GBP 4時間足

EUR/GBP4時間足では波動論上の推進波1-5波の形成後の調整波a波の形成となっている。

2022年9月の高値を考慮せずに流れを把握すると現在の価格帯が高値となる事から上値は抑えられる可能性がある。

22年9月の高値を考慮すれば、上昇の余地はあるものの9月はトラス英新政権の打ち出した大型減税を含む経済対策が財政圧迫につながるとの懸念が市場に広がったことがポンドの売りを誘発したという事もあり、トレンド判断上では考慮に入れなくても問題はなさそうだ。

5波と形成中のa波、その後のb波の形成と流れが続くことで高値(5波とa波)、安値(a波とb波)の形成が行われる中でc波向けての売りのチャンスが出てきそうだ。

Excellent