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石田 和哉

21日の米国市場は前日比+22.34ドルと言うほぼ横ばいでの推移となった。

企業決算が注目されているものの、経済指標の数字が相反するものとなっている事もあり市場ではどちらに推移すればよいのか、買いなのか売りなのかが今一つ見極める事の出来ない状況となっている。

21日に発表された4月の米総合購買担当者景気指数(PMI)が53.5と昨年5月以来の高水準となった。

金利引き下げの有無を巡っての思惑が経済指標の数字、企業決算の数字のたびに右往左往している状況であり、金利の道筋がどのようになるのか、市場参加者の間でもはっきりとした意思は見いだせていないようだ。

トゥルーエスト・アドバイザリー・サービシズの共同最高投資責任者(CIO)、キース・ラーナー氏は「堅調な経済指標と低調な経済指標、良好な企業決算と軟調な企業決算の間で綱引きが行われている」とし、「大型ハイテク企業の決算を来週に控え、市場は基本的にもちあい状態になっている」と述べた。

今週は週末にかけ指標発表が控えていることから方向性が見え難いところとなっている。

(米国PMI発表値 S&P Global からのレポート)

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(S&P Globalより)

4月4週の注目ポイント(経済指標)

時間表記:日本時間

4月25日(火)
23:00 米国 3月新築住宅販売件数(前月比)
23:00 米国 3月新築住宅販売件数(年率換算件数)

4月27日(木)
21:30 米国 1-3月期四半期実質国内総生産(GDP、速報値)(前期比年率)

4月28日(金)
日本 日銀展望レポート
日本 日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
15:30 日本 植田和男日銀総裁、定例記者会見
17:00 ドイツ 1-3月期国内総生産(GDP、速報値)(前期比)
17:00 ドイツ 1-3月期国内総生産(GDP、速報値、季調前)(前年同期比)
17:00 ドイツ 1-3月期国内総生産(GDP、速報値)(前年同期比)
18:00 ユーロ 1-3月期四半期域内総生産(GDP、速報値)(前期比)
18:00 ユーロ 1-3月期四半期域内総生産(GDP、速報値)(前年同期比)
21:30 米国 3月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前年同月比)
21:30 米国 3月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前月比)
21:30 米国 1-3月期四半期雇用コスト指数(前期比)
21:30 米国3月個人消費支出(PCEデフレーター)(前年同月比)
21:30 カナダ2月月次国内総生産(GDP)(前月比)
21:30 カナダ2月月次国内総生産(GDP)(前年同月比)

日米市場

米国市場の方向性が見えにくくなっている中で、日本市場はGWの長期休場を控える状況となっており、方向性の見えにくい展開、言い換えれば底堅い展開となる可能性が出てきている。

問題点として、日本市場は4月14日から動意に欠ける展開、4月14日の28493.47円から4月20日の28657.57円、週末21日の28564.37円と6営業日で150円ほどの動意となって上値が抑えられる形となっており、一旦の調整となる可能性が意識される状況が問題となりそうだ。

調整となった場合でも大きく値を下げることは考えにくいが、米国市場動向次第とった部分もあり、週末に発表される米国経済指標には注意したい所となっている。

米国市場は5月2日、3日FOMCの利上げの道筋が見えない状況となっており、方向性の錯綜、見えにくい展開となりそうだ。

(日経225)

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(Reutersより)

欧州市場

英国欧州市場共に上昇で推移する展開となった。

英国市場はディフェンシブ銘柄が幅広く買われたことで市場は5週連続の上昇となっているものの、需要低迷懸念も背景に強くあり、鉄鉱石や銅の価格は値を下げている。
S&Pグローバル/CIPSが21日発表した4月の英国の総合購買担当者景気指数速報値は前月から上昇。英国立統計局(ONS)が発表した3月の英小売売上高は前月比0.9%減と、予想より大幅な落ち込みとなり、景気後退の影響を受けにくい株が好調に推移している。

欧州市場は四半期決算を終えた企業で好調な業績だった企業に幅広い買いが入り、資源株の下げを相殺する形となり、ストック欧州600は5週連続の上昇となっている。

落ち着いたとは言えない金融システムへの懸念がどのような形で市場に影響をもたらすのか、注視していきたい所だ。

(ユーロ圏のHCOB総合購買担当者景気指数)

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(S&P Globalより)

今週の為替(EUR/CHF)

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EUR/CHF 4時間足

EUR/CHF4時間足ではエリオット波動上の3波、若しくは5波の形成となっている。

1-5波の形成として見た場合は今の下落からの戻りで5波が終わり、調整波a-c波が形成される事となる。
その場合には赤いMAを上抜けてからのMAへの戻りによってa波が、そこからの再度の上昇でb波と言う形成がなされる。

もう1つ、エリオット波動上の3波として見た場合には大きな3波の形成となっており、4-5波の形成は1つ前のトレンドの安値、3月の安値が意識される形となりそうだ。

5波までの形成の場合にはa-c波での買い姿勢、3波の形成と中途してみる場合には4-5波での売り目線となりそうだ。

Excellent
21日の米国市場は前日比+22.34ドルと言うほぼ横ばいでの推移となった。 企業決算が注目されているものの、経済指標の数字が相反するものとなっている事もあり市場ではどちらに推移すればよいのか、買いなのか売りなのかが今一つ見極める事の出来ない状況となっている。 21日に発表された4月の米総合購買担当者景気指数(PMI)が53.5と昨年5月以来の高水準となった。 金利引き下げの有無を巡っての思惑が経済指標の数字、企業決算の数字のたびに右往左往している状況であり、金利の道筋がどのようになるのか、市場参加者の間でもはっきりとした意思は見いだせていないようだ。