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石田 和哉

3日の米国市場は5月の米国雇用統計での賃金の伸びが低下した事を受け、FRBによる利上げの見送りの公算が大きくなったとの見方と米債務上限停止法案の議会通過を好感した流れが出た事で米国市場は700ドルを超える展開となった。

5月の非農業部門雇用者数は33万9000人増と、市場予想の19万人増を大幅に上回り、失業率は3.7%%と7カ月ぶり高水準を記録、時間当たり平均賃金は前月比0.3%の上昇となった。

予想をはるかに上回る雇用の伸びはFRBによるインフレ抑制政策が機能していないとの指摘もあり、フェデレーテッド・ハーミーズのチーフ株式市場ストラテジスト、フィル・オーランド氏は「FRBが何をしているのかについて市場の解釈が完全に間違っているというのがわれわれの見解だ」、「市場の認識は経済が冷え込み、インフレが崩壊し、FRBが一転して利下げに着手するというものだが、それは間違っている」と述べるなどした。

(米国雇用統計)

(TradingEconomicsより)


6月2週の注目ポイント(経済指標)

時間表記:日本時間
6月5日(月)
23:00 米国 5月ISM非製造業景況指数(総合)

6月8日(木)
08:50 日本 1-3月期四半期実質国内総生産(GDP、改定値)(年率換算)
08:50 日本 1-3月期四半期実質国内総生産(GDP、改定値)(前期比)
18:00 ユーロ 1-3月期四半期域内総生産(GDP、確定値)(前年同期比)
18:00 ユーロ 1-3月期四半期域内総生産(GDP、確定値)(前期比)

6月9日(金)
21:30 カナダ 5月新規雇用者数
21:30 カナダ 5月失業率

日米市場

米国市場は米国雇用統計が市場を大きく上回る数字となった事でFRBによる利上げが見送られる可能性が示唆されたこと、米債債務上限を巡る法案が無事に議会を通過した事を受け700ドルを超える上げ幅となった事もあり堅調な展開となりそうだ。

日本市場も米国市場の堅調な展開を受け、年初来高値を目指す展開になると思われ更なる一段高、バブル後の高値をさらに更新できるのか?注目といった所だ。

(日経225推移)

(Reuterより)

欧州市場

欧英市場共に値を上げて週を終えている。

米国市場の好調な雇用統計、米債務上限問題を巡る法案が無事に議会を通過したことなどから買いが入り好調な展開となった。
英国市場はFTSE350種株価指数全てが値を上げる展開となっている。
欧州市場も同様の展開となっており、資源株が4.23%、不動産株3.98%と大きく値を上げる展開となった。

ユーロ圏1-3月期四半期域内GDPの発表があるものの、好調な展開と予想される米国市場の展開にけん引される形で推移しそうだ。

(英国市場推移)

(Reuterより)

今週の為替(EUR/USD)


EUR/USD 日足

EUR/USDは波動論上の推進波1-5、調整波aまでが出現しており、bの調整中となっている。
どこの部分、時間帯で値を下げてもb波は形成される。

5波とa波で形成された高値をb波が抜けてきた場合にはレンジ相場となる可能性があり再度の上昇に転換する可能性もある。

とはいえ、b波が上昇し続けた場合、値を下げた場合であっても抜けを確認してからの売買が可能であり、上昇しきれずに失速した場合にはトリプルボトム、三角持ち合い形成での下降、下抜けであればc波での抜けでの売りが可能となる。

Excellent