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石田 和哉

7日の米国市場は注目されていた米国雇用統計を無事に通過したものの、月の半ばからのFOMCまでに発表される経済指標、企業決算などを警戒する動きが強くなり、市場は上値の重い展開となった。

6月の雇用統計は、非農業部門雇用者数が20万9000人増と、2年半ぶりの小幅増となり、市場予想の22万5000人増を下まわる結果となった。
同時に発表された賃金は堅調な伸びとなっていた事から労働市場の強さ・活発さが示された事でFRBによる利上げの公算も高くなっている。

LPLファイナンシャルのチーフグローバルストラテジスト、クインシー・クロスビー氏は「来週は企業決算シーズンが始まり、週半ばには主要インフレ指標が発表されるため、投資家は慎重になっている」と指摘するなどもしており、今週の米国市場は一喜一憂の展開となりそうだ。

(米国雇用統計推移)


(米労働統計局より)


7月第2週の注目ポイント(経済指標)

時間表記:日本時間

7月12日(水)
21:30 米国 6月消費者物価指数(CPI)(前月比)
21:30 米国 6月消費者物価指数(CPIコア指数)(前年同月比)
21:30 米国 6月消費者物価指数(CPIコア指数)(前月比)
21:30 米国 6月消費者物価指数(CPI)(前年同月比)

7月13日(木)
15:00 イギリス 5月月次国内総生産(GDP)(前月比)
20:30 ユーロ 欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨


日米市場
日本市場は調整相場となりそうだ。
7月3日に33753.33円の高値を付けた日本市場は、7月7日までの5営業日までの間に1400円近い下落となっており、3日の高値が当面のピークとなる可能性も見て取れる。

超長期で見た場合には上昇トレンドは継続となっており、短期間での調整となる可能性もある事から、一過性の調整相場となる事が考えられる。

23年1月からの上昇相場で25000円台から33000円台後半にまで駆け上がった日本市場。8000円を超える上げ幅に対する調整を問う事もあり、多少の振れ幅も出る可能性がある事から、7月2週以降の展開には注意したい所だ。

日経225推移


(Reuterより)



欧州市場
英国市場は続落となっている。政策金利が長期間、高い水準で維持される可能性が懸念材料として市場で台頭したことから、売りが強くなる状況となり小幅安で週末を終えている。

欧州市場は米国雇用統計の伸び率が鈍化した事などから様子見の姿勢が強くなり、値は上げたものの小幅にとどまる展開となっている。

市場も調整ともいえる展開となっており、米国市場動向に一喜一憂する展開が続きそうだ。


(英国・欧州市場推移)


(Reuterより)

今週の為替(Gold)

Gold 日足
Goldの日足では波動論上のc波の形成がなされている。
下降トレンドに展開したともいえる部分であり、a波b波で形成された安値での売りを仕掛けている場合には、c波が終わってからの1-5波による更なる下降トレンドへの期待もできそうだ。

日足での現在の価格帯がすでに上昇トレンドの38.2%に当たる事から、ここからの1-5波の形成による下落となった場合には多少の時間も必要となるだろう。

その場合には1850ドル台までの下落も考えられ、仮に1850ドル前の下降となった場合には1800ドル付近での底支え、下値目安へと転化する可能性もある。

下位足、4時間足では上昇の可能性が出ているが、上昇となった場合でも上値はかなり限定される形となり、b波・c波で形成された高値が最大上昇値目安となる。

一過性の上昇である場合には1990ドル付近が上値抵抗となりそうだが、長期では下降となっている事から基本は売り目線で考えていきたい所だ。

Excellent