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石田 和哉

14日の米国市場は四半期決算を受けた銀行株が下落した事が市場の上値をおさえる形となり、小幅安での推移となった。

JPモルガン・チュースは小幅高であったものの、ウェルズファーゴは0.3%安となった。両行共に増益となったものの、商業用不動産ローンに対する貸倒引当金を積み増したことが市場の重石となったようだ。

ウェルススパイア・アドバイザーのオリバー・パーシュ氏は想定を上回る企業業績への期待感から株価は年初来で大幅に上昇してきたが、夏季終盤にかけてわずかな買い疲れ感と株高期待の欠如が続く可能性が高いと述べるなどしており、市場の方向性が少し見えにくくなりつつあるようだ。

とはいえ、週間ではダウ平均が2.3%、S&Pが2.4%、ナスダック総合が3.3%の上昇となっており、特にS&Pは年初来で17%の上昇と好調な展開となっている。

(米国NASDAQ)

(Reuterより)


7月第3週の注目ポイント(経済指標)

時間表記:日本時間
7月17日(月)
11:00 中国 4-6月期四半期国内総生産(GDP)(前年同期比)
11:00 中国 4-6月期四半期国内総生産(GDP)(前期比)

7月18日(火)
21:30 米国 6月小売売上高(除自動車)(前月比)
21:30 米国 6月小売売上高(前月比)

7月19日(水)
18:00 ユーロ 6月消費者物価指数(HICP、改定値)(前年同月比)
18:00 ユーロ 6月消費者物価指数(HICPコア指数、改定値)(前年同月比)

7月21日(金)
08:30 日本 6月全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品・エネルギー除く)(前年同月比)
08:30 日本 6月全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)(前年同月比)
08:30 日本 6月全国消費者物価指数(CPI)(前年同月比)


日米市場

日本市場は調整がまだ続く可能性のある展開となっている。
日経平均は20日移動平均線を下回った事で下値支持線が上値抵抗線へと変化しており目先として、直近の動きとしては調整が続きそうだ。

7月の高値で年初来高値から1500円近い下落となっており、調整としては十分な値幅を付けているが前述した20日移動平均を下回った事で基本的な基調が売りに近いものとなっている事、13日の日本市場が寄り付きから大きく上げたもののSQを前にした動きであり、相場の流れとは言えない事などから投資家心理の改善、目下の経済指標での好調な数字が明確に出なければ高値を再度、追いかける展開とはならなさそうだ。

米国市場は企業決算、小売売上高などのイベント次第と言ったところであり、企業決算や経済指標が好調に推移するようであれば、良い流れも期待できると思われる。

日経225推移

(Reuterより)


欧州市場

欧州・英国市場共に反落となっている。
英国では原油価格の値下がりを受け、石油ガス関連の株が売られたことで市場は売り優勢となったものの、UBSが投資判断を引き上げた蒸気システム関連製品のスパイラックス・サーコが市場をけん引する展開となり、小幅な下落で週を終える事ができている。

欧州市場も反落して週を終えている。
とはいえ、週間で見た場合にはSTOXX欧州600指数は2.94%の上昇となっており、上げ幅で見た場合には3月以来の大きな上昇となっている。

米のインフレ指数がディスインフレ局面に入りつつあることが示唆されており、FRBによる政策金利の引き上げを停止する可能性があるのでは?という思惑も入っており、市場を後押ししている様だ。


(ドイツ・フランス市場推移)

(Reuterより)

Excellent