Nick Goold
ダウ平均株価
週明けのダウ平均株価は3万3,610ドルの支持を維持し、プラス圏で推移した。CPIとPPIのインフレ・データは市場予想を下回り、米国経済における最近の物価上昇の鈍化が続いている。CPIの年間上昇率は3.0%に鈍化し、2021年3月以来最も遅いペースとなった。
弱いインフレ・データにより、ダウ平均株価は2023年の高値付近まで回復し、テクニカル指標は横ばい基調を維持した。金曜日に発表された米消費者心理指数は、インフレ率の低下に対して消費者の楽観的な見方が強まり、過去2年間で最高水準まで上昇した。
今週は米小売売上高が発表されるが、重要な経済指標の発表はほとんどないため、テクニカル分析とファンダメンタル分析が相場を牽引するだろう。米国の決算シーズンが始まり、ダウはますます強気相場となりそうだが、相場が3万4600ドル以上に上昇するまでは、レンジ取引に徹するのが最善だろう。
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日経平均
日経平均は、7月27-28日に開催される日銀金融政策決定会合で金融政策を調整する可能性を市場が考慮し始めたため、直近の高値からの下落相場が続いている。日本の金利上昇観測と米10年債利回りの低下し、ドル円を押し下げ、日経平均も弱気になっている。
米株は上昇を継続しているが、日経平均株価への影響は限定的だ。2023年に大きく上昇した後、現在は一服しており、次に大きく上昇する材料を探しているようである。
米ドル円は138.00円がサポートラインとなっており、日経平均株価の急落は防ぐことになるだろう。今週は静かな展開が予想され、相場は横ばいから上値の重い展開となりそうだ。
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