(function() { var didInit = false; function initMunchkin() { if(didInit === false) { didInit = true; Munchkin.init('105-GAR-921'); } } var s = document.createElement('script'); s.type = 'text/javascript'; s.defer = true; s.src = '//munchkin.marketo.net/munchkin.js'; s.onreadystatechange = function() { if (this.readyState == 'complete' || this.readyState == 'loaded') { initMunchkin(); } }; s.onload = initMunchkin; document.getElementsByTagName('head')[0].appendChild(s); })();

石田 和哉

米国市場は5月の消費者信頼感指数(CPI)が5ヶ月ぶりの低水準となったことから大型株に売りが出る形で推移した。

さらに米ミシガン大学が12日発表した5月の消費者信頼感指数は57.7で、昨年11月以来6ヶ月ぶりの低水準となった。

コンベラのシニアマーケットアナリスト、ジョー・マニンボ氏は、米国のインフレ率の上昇を受け、米連邦準備理事会が年末までに利下げに転じるとの見方に疑義が出ているとし、他の主要中央銀行が利上げを一時停止する可能性があるとの見方が欧州通貨の重石になっている「今週のドル高は多面的なものだった。中国経済の低迷から、米金融市場のボラティリティーに至るまで、多様な懸念に対応して資金を逃避させる安全資産の役割を果たした」と述べるなどしている。

今週は4月小売売上高やFRB議長発言などもあり、方向性に事欠く展開は続きそうだ。

(米消費者信頼感指数)

(https://ycharts.com/より)


5月3週の注目ポイント(経済指標)

時間表記:日本時間
5月16日(火)
18:00 ユーロ 1-3月期四半期域内総生産(GDP、改定値)(前期比)
18:00 ユーロ 1-3月期四半期域内総生産(GDP、改定値)(前年同期比)
21:30 米国 4月小売売上高(除自動車)(前月比)
21:30 米国 4月小売売上高(前月比)

5月17日(水)
08:50 日本 1-3月期四半期実質国内総生産(GDP、速報値)(年率換算)
08:50 日本 1-3月期四半期実質国内総生産(GDP、速報値)(前期比)
18:00 ユーロ 4月消費者物価指数(HICPコア指数、改定値)(前年同月比)
18:00 ユーロ 4月消費者物価指数(HICP、改定値)(前年同月比)

5月19日(金)
08:30 日本 4月全国消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
08:30 日本 4月全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品・エネルギー除く)(前年同月比)
08:30 日本 4月全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)(前年同月比)
24:00 米国 パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言

日米市場

日本市場は5月12日が決算発表のピークとなり、5月15日はほぼ決算が出そろう事から市場の展開には注意したい所となっている。
米国市場は週明けに米小売売上高、週末にFRB議長発言を控えている事から、上値の重い市場に追い風を吹かすことができるのか?注目となっている。
米政府では債務の上限を引き上げる協議が難航し続けており、債務上限を引き上げなければ6月にも米国がデフォルトに陥る可能性が出てきている。

米国では恒例ともなった予算を巡る与野党での攻防。

市場では様々な要素も織り込み済みとして捉えていると思われるが、急な展開には注意をしたい所となっている。

(4月米小売売上高)

(Bloombergより)

欧州市場

英国欧州市場共に上昇で推移する展開となっている。

英国では英国統計局(ONS)が発表した2023年第1・四半期のGDP値が英国経済の緩やかな上昇を示し予想されていた小幅マイナスからの上昇となったことなどで値を上げる形となった。
欧州市場はカルティエを展開する高級ブランド大手のリシュモンの好業績が幅広い買いを呼ぶ展開となり、英・欧市場共に値を上げる形となった。

週の初めにはEU圏でのGDP値が、半ばには消費者物価指数の発表もある事から上値の重い展開となりそうだ。


(リシュモン株価推移)

(Reuterより)


今週の為替(GBP/JPY)


GBP/JPY 4時間足

GBP/JPY4時間足では波動論上の調整のa-cの形成がなされたと考えられる。
同時に上値抵抗線、下値支持線を引いた部分がフラッグとなっており、ここからの抜けを期待することができる状況となっている。

フラッグは上昇トレンド時に発生する緩やかな下降のフラッグとなっているが、ここから下降での推進波が出た場合には大きな下降トレンドとなる可能性がある。

どちらに推移してもおかしくない状況となっており、しっかりと現物市場の動向、特に米国市場動向には注目したい所だ。

上位時間足でも下位時間足でも方向性の見え難い状況となっている事から、はっきりとどちらかに推移するのかは分かりにくくなっている事からしっかりと抜けの確認が出てからトレードしたい。

Excellent