(function() { var didInit = false; function initMunchkin() { if(didInit === false) { didInit = true; Munchkin.init('105-GAR-921'); } } var s = document.createElement('script'); s.type = 'text/javascript'; s.defer = true; s.src = '//munchkin.marketo.net/munchkin.js'; s.onreadystatechange = function() { if (this.readyState == 'complete' || this.readyState == 'loaded') { initMunchkin(); } }; s.onload = initMunchkin; document.getElementsByTagName('head')[0].appendChild(s); })();

石田 和哉

9日の米国市場は電気自動車大手のテスラ・モーターズが4%の上げ幅となり、市場をけん引する形となった。

テスラによるけん引は起きたものの、5月CPIやFOMCを前にした様子見の姿勢も強く出た事から、上値の重い展開となっている。

テスラは2021年以来の連騰記録となっており、GM社がテスラの急速充電施設「スーパーチャージャー」を利用することに合意した事がテスラの高騰と市場のけん引を生んだようだ。

チェリー・レイン・インベストメンツのパートナー、リック・メックラー氏は「相場全体のトーンは、FRBが利上げを一時停止するという見通しに基づいている」とし、FRBが利上げを見送れば「相場全体が上昇に転じ、これまでアウトパフォームしてきた大型ハイテク株に追いつく可能性がある」と述べている。

今週はCPI、FOMCだけでなく、ECB政策金利、米小売売上高、らガルドECB総裁記者会見など様々なイベントもあることから、上値を追いにくい展開となりそうだ。

(テスラ・モーターズ株価推移)

1_muvzq

(Reutersより)

6月3週の注目ポイント(経済指標)

時間表記:日本時間

6月13日(火)
21:30 米国 5月消費者物価指数(CPI)(前月比)
21:30 米国 5月消費者物価指数(CPIコア指数)(前年同月比)
21:30 米国 5月消費者物価指数(CPIコア指数)(前月比)
21:30 米国 5月消費者物価指数(CPI)(前年同月比)

6月14日(水)
15:00 英国 4月月次国内総生産(GDP)(前月比)
27:00 米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表5.00-5.25%
27:30 米国 パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、定例記者会見

6月15日(木)
21:15 ユーロ 欧州中央銀行(ECB)政策金利
21:30 米国 5月小売売上高(除自動車)(前月比)
21:30 米国 5月小売売上高(前月比)
21:45 ユーロ ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁、定例記者会見

6月16日(金)
--:-- 日本 日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表 ※会合の終了時刻は未定
15:30 日本 植田和男日銀総裁、定例記者会見
18:00 ユーロ 5月消費者物価指数(HICPコア指数、改定値)(前年同月比)
18:00 ユーロ 5月消費者物価指数(HICP、改定値)(前年同月比)

日米市場

日本市場は底堅い展開に。
日本市場は33年ぶりの高値圏で推移ており、利益確定売りが何時でるのか?に注目が集まっている。
外国人投資家による利益確定の売りが始めると、ある程度の下落も考えられる事から日経平均の行先、高値付近でもみ合うのか、一段高となるのか?相場の勢いには注意したい所となっている。

米国市場も底堅い展開になると思われる。
13日発表のCPI、15日発表の小売売上高の内容次第で市場の流れは変わる可能性もある。
13日から16日までの連日、経済指標発表・要人発言が行われる事から相場の流れ、投資家のマインドには注意したい所だ。

(日経平均推移)

2_ifdph

(Bloombergより)

欧州市場

欧州市場は週明けのECBを控えた手控え・様子見の姿勢から英国市場・EU市場共に下落する展開となっている。

米連邦準備理事会(FRB)だけでなく、欧州中央銀行(ECB)も金融政策を決定する会合が開かれる事から様子見の姿勢は強くなっている。

金融市場では、FRBが6月は利上げを見送るものの7月に利上げを再開する可能性を73%ECBが来週25bpの利上げを決定する可能性を98%程度とそれぞれ予想しており、どれだけ予想に近い展開となるのか?予想から大きく外れる可能性が出てくるのかどうかに注目となっている。

(英FTSE推移)

3_dpbuo

(Reutersより)

今週の為替(EUR/USD)

4_ppdtv
EUR/USD 4H

EUR/USD4時間足では下降トレンドが終わってからのa-c波の形成がなされており、ここから再度の推進波1-5の形成となれば1.09400付近までの上昇を見込める形となっている。

問題点となるのは調整波a-cと今後形成される推進波1-5のうち、c波と1波が重なる可能性がある事だ。

何処を起点にして推進波・調整波とするのかで今後のトレンドの流れの予想が異なって来ることから、現在形成中の調整波a-c波が正しいのかどうか、注目と言った所となっている。

Excellent