(function() { var didInit = false; function initMunchkin() { if(didInit === false) { didInit = true; Munchkin.init('105-GAR-921'); } } var s = document.createElement('script'); s.type = 'text/javascript'; s.defer = true; s.src = '//munchkin.marketo.net/munchkin.js'; s.onreadystatechange = function() { if (this.readyState == 'complete' || this.readyState == 'loaded') { initMunchkin(); } }; s.onload = initMunchkin; document.getElementsByTagName('head')[0].appendChild(s); })();

石田 和哉

25日の米国市場は注目されていたジャクソンホール会議におけるFRB議長講演が「インフレを確実に抑制するために一段の利上げが必要となる可能性があるという認識を示した」という内容であったが、引けにかけて値を上げる展開となった。

ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズのチーフインベストメントストラテジスト、マイケル・アローン氏は、「パウエル議長は金融政策の進展とインフレ抑制に満足していることを示す一方、FRBがインフレを注視し、まだやるべきことがあるという考えを堅持した」と述べるなど、一定の評価はあるもののまだまだ発言や憶測には注意したい意向が投資家の間では依然として強い事が考えられる。

(FRBパウエル議長)

(Bloombergより)

8月最終週の注目ポイント(経済指標)

時間表記:日本時間
8月30日(水)
21:15 米国 8月ADP雇用統計(前月比)
21:30 米国 4-6月期四半期実質国内総生産(GDP、改定値)(前期比年率)

8月31日(木)
18:00 ユーロ 8月消費者物価指数(HICP、速報値)(前年同月比)
18:00 ユーロ 8月消費者物価指数(HICPコア指数、速報値)(前年同月比)
20:30 ユーロ 欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨
21:30 米国 7月個人消費支出(PCEデフレーター)(前年同月比)
21:30 米国 7月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前月比)
21:30 米国 7月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前年同月比)

9月1日(金)
21:30 米国 8月失業率
21:30 米国 8月平均時給(前月比)
21:30 米国 8月平均時給(前年同月比)
21:30 米国 8月非農業部門雇用者数変化(前月比)
21:30 カナダ 4-6月期四半期国内総生産(GDP)(前期比年率)
21:30 カナダ 6月月次国内総生産(GDP)(前月比)
21:30 カナダ 6月月次国内総生産(GDP)(前年同月比)
23:00 米国 8月ISM製造業景況指数

日米市場
米国ジャクソンホール会議を波乱なく無事に通過した事で市場は底堅い展開になると思われる。
日本市場は週末に大きく値を下げる形となったが、FRB議長講演の無事の通過を受けて上昇に転じると思われるが、3か月線に上値を抑えられてしまうのかどうか、どこまで値を戻すのかに注目と言った所だ。
米国市場も同様にジャクソンホールの無事通過を受けた事で上値を追う展開となりそうだ。
一方で機関投資家の夏季休暇が終わりにかかっており、本格的な取引が行われることから取引高を伴っての動きには注意したい。

(米ダウ・日経225推移)


(Reutersより)

欧州市場
欧州市場は横ばいの展開、英国市場は小幅高で週を終えている。
両市場ともに米国で開催されたジャクソンホールでのFRBパウエル議長の発言、政策金利がいつまで高止まりするのか?を明確にするものでなかったこと、一段の利上げを指摘するのではなどの憶測もあり動意に欠ける展開となったようだ。

米国市場がどのような展開となるのか次第という部分もある事から、米国市場動向を横目に少し神経質な展開が続きそうだ。
(STOXX EUROPE 600 推移)

(CNBCより)

今週の為替(Nikkei225)

日経225日足では2つのパターンが見て取れる状況となっている。
1・2のパターンをそれぞれ解説する。
パターン1

日経225の推移を推進波5波が終わり調整波a-b波の形成として見る場合には一般的に言われている3波が最も伸びる形とは異なり、5波で大きく値を伸ばす形での推進波の形成となっている。

この場合、a-b波で形成される安値を下抜ける事で売り目線でのトレードを行う事が出来、c波の形成がどの程度になるのかは推進波の1-2で形成された安値と推進波5波と調整波a波で形成された高値の半値までの下落はありそうだ。

パターン2

日経225の推移を推進波3波が大きく形成されており、移動平均線を下回っている部分を4波として計算するのであればここからの大きな戻りはありそうだ。
4波としてみた場合にはここからの大きな戻り(上昇)があり、推進波3-4波で形成された高値を抜く上昇の動きが出てくる。
雲を抜けてくるような動き、MAを再度上抜ける動きとなった場合には買い目線でのトレードを行いたい所だ。

Excellent