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石田 和哉

24日の米国市場は小幅な値動きとなった。
米国でも有数の大規模セール「ブラックフライデー」の状況を判断しようとする投資家も多く取引は薄くなっている。

スパルタン・キャピタル・セキュリティーズのチーフ・マーケット・エコノミスト、ピーター・カーディロ氏は「マクロ経済指標がまちまちだったほか、短縮取引となっているため、商いは薄い」と指摘。ブラックフライデーについては「消費者の財布のひもはかなり固い。消費したとしても、値引きを探している」とし、「消費者の懐は金利上昇の影響を受けている」と述べるなどしている。

11月の米総合購買担当者景気指数は50.7と横這いで推移、雇用指数は50を3年半ぶりに割り込んだことから景気減速が数字となって足元から迫ってきているようだ。 週明けの30日にGDP、31日にPCEと注目経済指標があること、いつどのタイミングでFRBが利下げに転じるのかなどに注目が集まっている。

(PMI 発表値 )

(PMI.spglobal.comより)

11月最終週の注目ポイント(経済指標)

時間表記:日本時間
11月27日(月)
24:00 米国 10月新築住宅販売件数(年率換算件数)
24:00 米国 10月新築住宅販売件数(前月比)

11月29日(水)
22:30 米国 7-9月期四半期実質国内総生産(GDP、改定値)(前期比年率)

11 月30日(木)
19:00 ユーロ 11月消費者物価指数(HICP、速報値)(前年同月比)
19:00 ユーロ 11月消費者物価指数(HICPコア指数、速報値)(前年同月比)
22:30 米国 10月個人消費支出(PCEデフレーター)(前年同月比)
22:30 米国 10月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前月比)
22:30 米国 10月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前年同月比)

12月1日(金)
24:00 米国 11月ISM製造業景況指数
25:00 米国 パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言

日米市場
日米市場とも上値は多少重くなるが、高値圏での推移、高値更新の可能性も。
日本市場は高値圏での推移となっており、ここからの大幅な上昇は見込みにくいものの、高値圏内での推移のなかでの高値抜きなどの可能性はまだまだありそうだ。

20日には33,853円と7月3日の高値を上回る展開となり、週末24日も33,816円と34,000円を伺う展開で推移している。

円安傾向は続いており海外勢の買い越しが増大していることも日経平均上昇の原動力ともなっており、その流れが11月最終週も続くようであれば高値を更新する可能性もありそうだ。

(日経平均推移)

(Reutersより)

欧州市場
欧州市場は3日連続の続伸となり、STOXX欧州600は2か月ぶりの高値を付けた。
英国市場もエネルギー株の上昇にけん引される形で値を上げて週を終えたものの、両市場共に米国の感謝祭明けによる薄商いの影響もあり、動意に欠ける展開となっている。

相場を動かすほどの企業・経済・要人ニュースもなく、静かな、言い換えれば「凪」の様な相場となっているようだ。また、24日に発表されたドイツのGDP改定値は前期比0.1%減となり、方向性に見えにくい相場展開となっている。

今週は米国経済指標、重要経済指標の発表もあることから米国市場の好調な展開に期待したいところとなっている。

(英FTSE推移 上/今週・下/先週)


(Reutersより)

今週の為替(EUR/CHF)


EUR/CHF4時間足(一目・5MA・20MA・100MA )

EUR/CHF4時間足上では三角持ち合いからのした抜き、特に先行き弱気の三角保ち合いからの下抜けまで部分と絶好の位置となっている。

強気の三角保合いの三角形を上下逆にした形で、徐々に上値が切り下がってくる形であり下値が一定で底堅く安定しているが、上昇に欠けるため、「徐々に売りを伺う投資家が増えパターン」が出現している。

ここから大きな抜けとなるかどうかは、はっきりとは言えない部分もあるが、抜けてくるようであれば、ある程度の下降トレンドの可能性も見て取れると考えられる。

Excellent