Nick Goold
ダウ平均株価
投資家が2022年を忘れようとしている中、ダウ平均株価は今週もポジティブに推移しています。米国のインフレ統計が発表され、結果は予想と一致。インフレが冷え込んでいることが明らかとなり、米国株式市場にとってはポジティブな材料となりました。2023年の経済成長に対する懸念がありながらも、それ以上に、インフレと金利は米国株式市場の最大の懸念要項となっています。
今週は月曜日の米国の休場から始まり、マーケットを左右する重要なニュースもほとんどないため、静かな週になることが予想されます。水曜日に発表される米国・12月小売売上高がやや注目されますが、現在の予想はマイナス発表、仮にサプライズがあれば株式買いを促進する可能性がありそうです。
テクニカル指標が上昇傾向にあるため、今月もこのまま上昇する雰囲気が続きそうです。しかし、短期的には買われすぎの状態となっているため、マーケットが10日移動平均線に近づくのを待ってから買うとより良いトレード機会となりそうです。
レジスタンス:34500, 35000, 35500, 36000, 36500, 37000
サポート:33500, 33000, 32500, 32000
日経平均株価
先週の始めはポジティブな動きを見せていましたが、米ドル円の更なる下落を受け、日経平均株価は再び下落しています。今週は日銀の会合があり、マーケットは先月の会合後の下落を引きずっているため、神経質な状態になっています。日本の金融政策が再び変更される可能性は低いものの、米ドル円はさらに下落する可能性があり、日経平均株価はさらに押し下げられると予想されます。
25500のサポートは現時点でも強く、現在は高いリスクリワードとなり得る買い場となります。しかし、25500を割ると一気に下落する可能性があり、日経は不安定な1週間となりそうです。
レジスタンス:26000, 26500, 26650, 27000, 27500, 28500
サポート:25500, 25000, 24500, 23500