Nick Goold
ダウ平均株価
先週、ダウ平均株価は利益確定売りに見舞われ、週足では陰線となった。米小売売上高は市場予想を下回り、2023年の経済成長率低下の懸念がさらに強まったことも、株価の下落に影響した可能性がある。また、大手IT企業、Google(グーグル)やマイクロソフトが大幅な人員削減を発表し、株価の下落に拍車をかける要因となった。
一方、ウォラーFRB理事は、2月に開催されるFOMCで0.25%の利上げを示唆した。今週、最も市場の関心が高い経済指標は木曜日の「米GDP(国内総生産)」と金曜日の「米PCEデフレータ」だろう。米PCEデフレータは、2月FOMC前の最後のインフレに関する経済指標となる。
33,000ドル付近の支持線は依然として強く意識されており、今週は再び上昇することが期待できる。一方、高値更新が期待されるが、現在の状況だと大きく上昇することは難しいのではないかと考えられる。
レジスタンス:34000, 34500, 35000, 35500, 36000, 36500
サポート:33000, 32500, 32000
日経平均株価
日経平均株価はダブルボトムを形成後、堅調に上昇した。先週の水曜日に開催された日銀政策決定会合では特に大きな政策変更がなく、これも株価を支える要因となった。
強い上昇が継続しているものの、短期的には買われすぎ水準に達しているため、10日移動平均線までの戻り売りを待つのがおすすめである。
レジスタンス:27000, 27500, 28500
サポート:26250, 25500, 25000, 24500, 23500