Nick Goold
トレーダーが利益を得るのは、どれだけの時間働いたかではなく、良いトレードをしたときです。利益をより多く積み上げようと過剰なトレードをしてしまいがちですが、このやり方では損失を招いてしまいます。最高のトレーダーになるためにも、適切なトレード機会を辛抱強く待つことが大切です。
損失を出すと口座残高が減り、それとともに自信も失われてしまいます。ですから、トレードは好機と判断したときだけにするべきです。
トレードを待つために忍耐強くなるには
休憩
意外に思われるかもしれませんが、トレードをしていく上では休憩はとても重要な位置づけとなります。というのもトレードはメンタルコントロールが鍵となるからです。メンタルが乱れていると冷静なトレード判断ができなくなり、危険なトレードを繰り返してしまいます。
過剰なトレードは休憩なく次々にトレードを繰り返していくため、自分を振り返る時間もゆとりもありません。対策として、マーケットを見る時間を短くしていきましょう。マーケットを見る時間が限られれば過剰トレードを防げるようになります。目安として、チャートに向き合う時間は1日1時間ないしは2時間で十分です。それ以上チャートを見続けることは過剰トレードに繋がり、損失を積み重ねてしまうためお勧めできません。
ネットサーフィン
トレード計画を立てたら、次はエントリ―です。エントリ―はトレード計画に沿った形で入るため、タイミングを待つことが重要です。計画とは異なったポイントでエントリーしてしまっては、せっかく立てた計画も台無しです。そうならないようにするためにも、エントリーを待つ時間はネットサーフィンに充てても良いでしょう。チャートの動きを確認しつつ、タイミングが来るのを忍耐強く待ち続けます。
トレードをビジネスとして考える
仕事では、それがどのようにして、どれくらいの成果を上げたのか、それともそのやり方を止めた方が良いのかなどを分析し、報告書としてまとめているかと思います。トレードも同じ様に考えます。ポジションを建てて手仕舞いするまでがトレードではありません。ポジションを建てる前にはトレード計画を立て、立てた計画通りにトレードを行います。ポジションを閉じたら計画通りに実行できたのかを振り返り、改善点を見出していきます。
ビジネスは計画に沿った行動をすると思います。反対に計画にない行動をしては大きな責任問題が発生してしまうはずです。トレードに置き換えるなら大きな損失を被ることになります。このように、トレードをビジネスとして捉えることでトレードを忍耐強く待つようにします。
待ち時間をトレードの見直し時間と捉える
トレードをただ待つというのを勿体ないと感じるときは、待ち時間をトレードの見直しの時間とするのも良いでしょう。待ち時間をもトレード向上に充てるのは効率的です。また、過去のトレード結果を振り返ることで気を付けるべきポイントを思い出せたり、忘れてしまっていたポイントを意識し直す発見も出てくるかもしれません。