Nick Goold
自分の取引戦略が決まったら、次のステップに進みましょう。FXの注文方法は証券会社によっても異なりますが、主に3つあります。マーケットは動きはとても早いため、誤った注文方法をい利用すると、不利なレートでエントリーしてしまったり、エントリーポイントを逃してしまうかもしれません。
実際にポジションを持つために、トレーダーは主に3種類の注文方法を利用します。
成行注文
成行注文は最も基本的な注文方法で、価格レートに表示されている金額で買い/売りポジションを注文します。成行注文は、今、現在の価格レートですぐにポジションを保有したい場合に利用します。
例えば、現在の価格レートが129.01/129.02と表示されている場合、129.02で買い注文をします。
メリット
- 利益を生む可能性のある取引を見逃さない
- ポジションを保有するのに待つ必要がない
デメリット
- 指値注文の方が有利な価格でエントリーできる可能性がある
- 取引の判断を誤る可能性が高い
- エントリーチャンスをリアルタイムで見極める必要がある
どんなときに利用するか
-エントリー根拠に自信がある場合
- 市場のボラティリティが高く、収益性の高いトレードを見逃してしまいそうなとき
- トレンドが発生しているとき
指値注文
指値注文は、現在よりも有利な価格に価格レートが到達した場合に注文が執行されます。狙うのは押し目買い/戻り高値売りです。指値注文は価格が下落したら買い、価格が上昇したら場合に売るというように、一定のプルバックが形成されることを予想する場合に用います。
例えば、現在の市場が129.01/129.02である場合、指値注文を使うのであれば、価格が128.95に下落した場合に買いエントリーができます。
メリット
- 成行注文より有利な価格でエントリーできる
- 指値注文を利用することで、冷静な売買判断がしやすい
- マーケットを見ながらエントリーする必要がない
デメリット
- 利益を逃す可能性がある
- 短期的な逆張りであるため損失のリスクがある
どんなときに使用するか
- ボラティリティの低い相場で有利な価格出のエントリーが必要な場合
- レンジ相場での取引に有効
新規逆指値注文
市場価格があらかじめ決められた価格帯に達した場合に、注文を執行する方法です。戦略としてはブレイクアウトを狙います。このタイプの注文は、トレンドフォローをしたいが、エントリー前にトレンドの強さを見極めるため、特定の価格レベルまでエントリーを待ちたいトレーダーがよく使用します。
例えば、現在の相場が129.01/129.02の場合、相場が129.10まで上昇した場合に、新規逆指値注文を利用して買い注文を執行できます。
メリット
- トレンドフォローに有効な注文方法
- エントリーポイントを探すために相場を見張る必要はない
デメリット
-相場が混乱しているとき、うまくエントリーできないことがある
どんなときに使用するか
- 強いトレンドが発生しそうなとき
ストラテジーを構築する際、注文方法を使い分けて最適な注文タイプを使用すれば、長期的な収益性を大幅に向上させられるでしょう。したがって、3つの異なる注文タイプの特徴を理解して練習し、パフォーマンスを分析することで、全体的なトレードの成績を向上できます。